2020年に発売されたGoPro HERO9 Black、そしてその後に発売されたDJI Pocket 2。
どちらも同じような価格帯で小型で手軽に撮影できるカメラとしてとても便利です。それぞれのカメラに関して、似たような部分もあれば大きく違う部分もあります。
本日は、GoPro HERO9 BlackとDJI Pocket 2を購入するならどっちがいいか、スペックや機能比較を紹介します。
購入の参考になればと思います。
GoPro HERO9とDJI Pocket 2のスペック比較

2020年に発売されたGoPro HERO9 Black、そしてその後に発売されたDJI Pocket 2。
2018年のGoPro HERO7 Blackが発売された同時期にOsmo Pocketが発売されていました。
GoProは毎年新しいモデルが発売され、DJIの方は2年ぶりに新しいモデルが発売されました。
GoProはアクションカメラ、DJI Pocket 2はジンバル搭載カメラになります。
スペックは以下の通りになります。
GoPro HERO9 Black | DJI Pocket 2 | |
重さ | 158g | 117g |
カメラ | 20MP +SuperPhoto(高性能HDR搭載) | 静止画:16MP、64MP |
ビデオ | 4K60fps 5K30fps | 4K60fps HDR動画:2.7K30fps 1080 30fps |
スローモーション | 2.7K120fps 1080 240fps | 1080 240fps |
パノラマ | – | ○ |
タイムラプス | ○ | ○ |
ハイパーラプス | ○ | ○ |
モーションラプス | – | ○ |
スケジュールキャプチャー | ○ | – |
デュレーションキャプチャ | ○ | – |
防水性能 | ○(10m) | – |
タッチスクリーン | ○ | ○ |
GPS | ○ | – |
音声コントロール | ○ | – |
ライブストリーミング | ○ | ○ |
価格 | 54,000円※ | 49,500円 |
※GoPro HERO9 Black発売当初の本体のみの価格になります。
現在はサブスクリプション込みでSDカード、予備バッテリーがセットで43,000円になります(2021年1月22日現在)
GoPro HERO9とDJI Pocket 2それぞれの機能

GoPro HERO9とDJI Pocket 2の機能は、カメラやビデオ撮影タイムラプス撮影など主なところでできることは同じですが違いがたくさんあります。
どちらも手ブレには強いカメラで安定した映像を撮影することができます、またカメラでも4K60fpsで撮影が可能です。違いとしてGoProは5Kでの撮影があり、DJI Pocket 2ではHDR動画の撮影が可能です。
また両方ともタイムラプスやハイパーラプスでの撮影が可能。GoProではタイムラプスの設定で解像度を4K、1080の選択が可能、DJI Pcoket 2では解像度1080になります。
GoProのハイパーラプス(TimeWarp)では、4Kと1080の選択ができて撮影の途中で標準のビデオに切り替えることができます。DJI Pocket 2は、4K、2.7K、1080の選択ができます、撮影中にビデオに切り替えることはできません。
DJI Pocket 2ではジンバルが搭載されています、パノラマ撮影ができることやモーションラプス撮影ができます。モーションラプス撮影は設定した一点から別の点へカメラが動きながらタイムラプス映像を撮影する機能で、ジンバル搭載のカメラならではの映像が撮影できます。
機能的に違う部分としては、GoProではスケジュールキャプチャーやデュレーションキャプチャーの機能があります。スケジュールキャプチャーで録画開始の時間を設定して撮影を自動的に開始させることができ、デュレーションキャプチャーでは録画時間の設定をできます。15分~3時間の範囲で設定が可能。
あとはGoProではレンズの変更ができて、広角、リニア、狭角と選ぶことができますがDJI Pocket 2では選ぶことができません。DJI Pocket 2では別途広角レンズを取り付けることができます。
GoProではWiFi接続でスマートフォンと接続してプレビューや設定、撮影ボタンを押すこともできます。DJI Pocket 2はスマートフォンに直接の接続になります。
GoPro HERO9とDJI Pocket 2での使用感の違い

GoPro HERO9とDJI Pocket 2の両方を使っていますが使用は大きく違ってきます。
違いは以下の通り。
- アクションカメラで防水性能、耐久性もありラフに使える
- アクセサリーが豊富でどこにでもマウント
- バッテリー交換で長時間の撮影も安心
- 起動時やタッチ操作にもっさり感がある
- 起動が早い
- 握りやすい形状で、親指だけで操作できる
- ジンバルの操作が難しい
- スマートフォンとの接続で接続端子の取り替えが手間
GoProに関しては、アクションカメラなので自転車にマウントしたり水辺での使用でも心配なく使うことができます。スポーツやアクティビティーでの撮影をするときにはこのカメラは本当に優秀です。アクション以外にもVlog的な撮影にも使えるのもいいところです。そして、アクセサリー類も豊富に販売されていて撮影の幅が広がるのもいいところです。
GoProはバッテリー交換ができるので長時間の撮影でもバッテリーの心配をすることなく撮影ができます。長時間の撮影をするならGoProの方がいいかと思います。DJI Pocket 2はバッテリー交換はできません。
ただイマイチに感じる部分もあって、起動時や背面のパネルのタッチ操作にはもっさり感があります。
DJI Pocket 2に比べると起動に重さがあるよう感じます(ここは人によって感じ方が違うかもしれません)。GoPro HERO9のタッチ操作は正直ストレスが溜まる感じがあります、とにかく反応が悪いです。この辺りはDJI Pocket2の方がいいかと思います。
DJI Pocket 2に関して、起動が軽いような比較的速いように感じます。そしてスティック状の形状なので撮影時も握りやすいです。握りながら親指だけで操作することができて設定変更もサクッとできます。
ただ、イマイチな点としてはジンバルの操作が慣れるまで難しいことがあります。長時間の動画撮影をしていて気づいたらカメラが上を向いてしまうことがあります。カメラの向きを固定するロック機能を使うなど工夫が必要です。
あと、DJI Pocket 2ではスマートフォンとの接続では端子のアダプタを使って接続する必要があります。接続のたびにミニ操作スティックからアダプタに取り替えるという作業が手間です。ワイヤレスでの接続ができない点があります。
実際使って感じるGoProはこんな人におすすめ

やはりアクションカメラなのでアクティビティーやスポーツの撮影する場合はGoProの方がいいです。
水中撮影するならGoProが便利です。また、GoProの広角や魚眼効果のある映像や写真が欲しい場合はこちらがいいかと思います。
機能もたくさんあるのでいろんな撮影を試したい場合にも良いかと思います。
実際使って感じるDJI Pocket 2はこんな人におすすめ

DJI Pocket 2のカメラはVlog的な撮影をされる方には使いやすいカメラかと感じます。
前回のOsmo Pocket2より画角が広くなっているので手持ちで自撮りする際にも十分使えます。
クリエイターコンボ購入すればワイヤレスマイクが使えて音にもこだわれる点もあります。
最後に
GoPro HERO9とDJI Pocket 2の比較になります。
両方使っていますがどっちも良いカメラです、同じ機能の部分もあれば撮影でできることの違いがあるので、使用したい機能をよく考えて購入してみてください。
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