映像を残すことが当たり前になりYouTubeでもVlogをよく見かけると思います。
今回はVlogカメラとしてどのカメラがいいのか候補としてよくあげられるカメラとしてGoProやソニーのZV-1があります。
本記事はGoProとSONYのZV-1の写真や映像、できることについて比較から選び方を紹介。
GoProとSONY ZV-1

GoProとSONY ZV-1はVlogカメラとしては候補によく上がるカメラです。
GoProはアクションカメラで耐久性もあり使い勝手の良いカメラ。
SONYのZV-1はVlogcamと名前があるようにVlog専用のカメラとして発売されているカメラです。
どちらもVlogをするには十分のカメラですがどちらのカメラがよりVlogに向いているか、それぞれのカメラの特徴や写真、使用感からできる撮影・向かない撮影について記載していきます。
GoProとZV-1の特徴

大きく2つのカメラの特徴は以下の通り
GoPro HERO9 Black | SONY ZV-1 | |
写真 | 20MP | 総画素数/有効画素数:約2100万画素/約2010万画素 |
動画 | 5K30 4K60 | 4K30 |
スローモーション | 1080 240 | 1080 120 |
タイムラプス | ○ | ○ |
手ぶれ補正 | ○ | ○ |
ズーム | ○ | ○ |
動画撮影や写真撮影をするカメラとしてできることを大きく分けると両者ほぼ同じことができます。
ですが、実際に使ってみた感じではそれぞれ大きく違う面もあるのでその違いを紹介します。
それぞれのカメラは同列に比較はしにくい部分もあるので詳細な特徴や機能を記載してきます。
GoPro HERO9 Blackの詳細な特徴
GoPro HERO9 Blackの詳細な特徴としては以下の通り
- 動画 5K30 4K60
- 写真 20MP
- ビデオ安定化(HyperSmooth3.0)
- 水平維持機構
- レンズ:SuperView、広角、リニア、リニア+水平維持、狭角
- 前面スクリーン
- 背面タッチスクリーン
- 防水性:10m
- TimeWarp、タイムラプス
- ハインドサイト、LiveBurst
- スケジュールキャプチャー、デュレーションキャプチャー
- 設定プリセット
- 音声起動
- ライブストリーミング
- ウェブカメラモード
- GPS
- メディアモジュラー
詳細はこちらからご確認ください
https://gopro.com/ja/jp/shop/hero9-black/tech-specs?pid=CHDHX-901-master
SONY ZV-1の詳細な特徴
SONYのZV-1の詳細な特徴は以下の通りになります。
- 総画素数/有効画素数:約2100万画素/約2010万画素
- 動画 4K30
- 焦点距離:F1.8(ワイド端時) -2.8(テレ端時)
- NDフィルター:内臓
- ズーム機能
- 手ぶれ補正:なし、スタンダード、アクティブ
- 背景ぼけ切り換え、商品レビュー用設定
- 美肌効果
- タイムラプス
- HLG
- リアルタイムトラッキング
詳細はこちらからご確認ください
https://www.sony.jp/vlogcam/products/ZV-1/specification.html
どちらもコンパクトで持ち運びしやすいカメラになります。
実際にGoPro HERO9 BlackとZV-1を使って感じる違い

Vlog撮影をするにはどちらも良いカメラですが使って感じる違いについて記載していきます。
大きく感じる違いは操作性、手振れの安定性、映像、ズーム機能の4つになります。
使ってみて感じる印象は以下のような感じです。
GoPro HERO9 Black | SONY ZV-1 | |
操作性 | ○ | ○ |
手ぶれ補正 | ○ | △ |
映像 | ○ | ○ |
ズーム機能 | × | ○ |
理由については以下の通りになります。
GoPro HERO9 Blackの操作性
GoProはプリセットの設定がありあらかじめ複数の設定の登録ができて撮影に合わせてプリセットの変更ができます。
プリセットをタップするだけで設定できるのは楽です。
背面のタッチパネルで操作するかスマートフォンと連携させて操作ができて設定項目も少なく簡単に撮影ができます。
Protuneの設定をすることで詳細な設定も可能でプリセットでカメラ設定を登録しておけるのは撮影時設定の切り替えが非常に楽です。
ZV-1の操作性
ZV-1は初めてカメラを使う方でもおまかせオートで撮影ができます。
背景ボケに関してもボタン1つでぼけとくっきりを切り替えることができます。
また、自分で細かく設定したり好みのモードに合わせて撮影ができます。
モードの切り替えをしてシャッタースピードやF値などの設定が可能。
ただ、ZV-1の設定や操作性はSONYの従来のカメラのUIで使いにくいと感じる方もいるかと思います。
カメラ設定に関してもカメラの知識が必要です。
操作性に関してはカメラ初心者の方にはGoProの方が楽に感じるかと思います。
カメラの知識があり自分好みの設定をしたい方には物足りなさがありZV-1の方がいいかと感じます。
GoPro HERO9 BlackとZV-1の手ぶれ補正
GoProの手振れ補正はとても良く効いています。手持ちで歩きながら撮影をしても手振れを感じさせない映像を撮影できます。
ジンバルを使って撮影しているぐらいの手ぶれ補正があります。この手ぶれ補正は非常に満足できるものです。
ZV-1の手ぶれ補正
ZV-1は手ぶれ補正はなし、スタンダード、アクティブと3つあります。
正直GoProに比べると手ぶれ補正はあまり良くないです。アクティブに設定して手に持って歩きながら撮影をしてみましたが手振れがあり見やすい映像という感じではありません。
ジンバルを使って撮影をするか、編集ソフトを使って手ブレを補正する必要があります。
ZV-1の手ぶれ補正は後から『カタリストブラウズ』というソニーのソフトを使って補正することができます。
手ぶれ補正に関してはGoProの方が断然いいです。
GoPro HERO9 BlackとZV-1の写真比較
写真や映像ですが、GoProは晴れた日の外で撮影をするととても綺麗な写真・映像を撮影することができます。
GoProっぽい空の色が綺麗でHERO8から色味が良くなっています。画角も広く撮影が可能です。
室内や夜の撮影ではノイズがあります。
ZV-1ですが、室内でも綺麗な写真・映像を撮影できます。また背景ボケのある映像を撮影したりlog撮影などこだわりの撮影も可能。
画角が狭く手持ちで自撮りは少し狭く感じます。
室内で撮影した写真比較です。同じ環境で撮影した写真になります。


屋外で撮影した写真の比較。


屋外ではGoProやZV-1は綺麗な写真・映像を撮影が可能、室内でも使うならZV-1が綺麗な写真・映像が撮影できるかと思います。センサーサイズの違いがあります。
GoPro HERO9 Blackと機能
GoPro HERO9 Blackのズーム機能は最大2倍ズームが可能です。
しかし、デジタルズームで画像を伸ばしてズームしているので、手ぶれ補正の機能のHyperSmoothをブースト(最大)に設定した場合にはズーム機能が使えなくなります。
また撮影開始をしてからズームをすることはできません。GoProでのズームの機能はあまり期待しない方がいいかと思います。
ZV-1のズーム機能
ZV-1のズームは光学ズーム、全画素超解像ズーム、デジタルズームと3つのズームがあります。選択が可能です
光学ズームでは約2.7倍で画質を落とすことなくズームができます。全画素超解像度ズームでは動画撮影時、約4.35倍 (4K)、約5.8倍 (HD)で、デジタルズームでは、約11倍になります。
撮影中でもズームすることができます(ただしズームしている際の音が動画に入ってしまいます)。
ズームに関してはGoProよりもZV-1の方が遥かにいいです。
実際に使ってみて強く違いを感じた部分は以上の4つになります。
どっちのカメラを選べばいい?

どちらのカメラを選ぶかですが、それぞれのカメラの得意なことと撮影スタイルによって決めるのが一番いいかと思います。
歩きながら撮影をするなら手振れ補正の強いGoPro
室内撮影や固定撮影、画質を求めるならZV-1
それぞれのカメラを使い比べてみた結果この使い分けがいいかと思いました。
GoProは動きながらの撮影には最適かと思います。
また、タイムラプスやTimeWarp撮影が簡単にできることやスケジュールキャプチャーの機能を使うことで色々な映像の表現をすることができます。
防水性があることで水中でも雪でも砂埃舞う中でも使えどこでも撮影ができます。
ZV-1は手ぶれ補正がGoProのよう強くはないですが、綺麗な写真・映像を撮影できることがあります。どこでも使えるというよりは室内で固定させて使うとか背景ぼけをさせたりという撮影が得意という感じです。
この2つのカメラですがどちらもいい点がありどちらも苦手とする撮影があります。
自分のイメージにあうカメラを選びがいいかと思います。
最後に
Vlogを始めるにあったってどのカメラがいいか迷われている方も多いかと思います。GoPro HERO9 BlackやZV-1はコンパクトで扱いやすいカメラです。
自分のやりたい撮影にあわせてカメラを選ぶことが重要で、それぞれのカメラのいい点と苦手な点を把握して購入がオススメです。
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