手軽に撮影できるカメラにSONYからのVlogカメラのZV-1やコンパクトな小型ジンバル搭載のDJI Pocket 2があります。
ZV-1とDJI Pocket 2はどちらにするか非常に悩ましいところです。
手軽にVlogなどの動画撮影を始めるならどちらがいいのか、初めてカメラを購入する方に機能やスペックについて比較していきます。
これから動画用のカメラの検討をされる方の参考になればと思います。
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SONY ZV-1とDJI Pocket 2のスペック比較


SONY ZV-1とDJI Pocket 2のスペック比較になります。
ZV-1 | DJI Pocket 2 | |
重さ | 約294g | 約117g |
センサーサイズ | 1型 | 1/1.7 |
カメラ | 総画素数:約2100万画素 有効画素数:約2010万画素 | 静止画:16MP、64MP |
ビデオ | 4K30fps | 4K60fps HDR動画:2.7K30fps 1080 30fps |
スローモーション | 240fps 480fps 960fps | 1080 240fps |
タイムラプス | ○(インターバル撮影) | ○ |
タイマー撮影 | ○ | ○ |
手ブレ補正 | ○ | ○ |
防水性能 | – | – |
タッチスクリーン | ○ | ○ |
ズーム | ○ | ○ |
バッテリー交換 | ○ | – |
ライブストリーミング | – | ○ |
価格※ | 89,910円(税込) | 49,500円(単体) 64,900円(コンボ) 56,100円(限定コンボ) |
発売日 | 2020年6月19日 | 2020年10月31日 2021年7月8日(限定コンボ) |
SONY ZV-1とDJI Pocket 2は最新のカメラというわけではありませんが現状でも問題なく使えるカメラです。
できることの違い
SONY ZV-1とDJI Pocket 2は両方とも写真や動画を撮影することができますが、多少できることに違いがあります。
できる撮影に関してはDJI Pocket 2の方が多くて以下のことができます。
- 4K60で撮影
- ハイパーラプス/モーションラプス
- 手ブレ補正の違い
- ズームの違い
- 画角の違い
- 映像の違い
動画での違い
DJI Pocket 2では解像度を4Kでフレームレートを60で撮影することができますが、ZV-1では4K30までになります。
写真での違い
DJI Pocket 2は16MPと64MPの切り替えが可能です。
タイムラプスでの違い
タイムラプス撮影はDJI Pocket 2の方が簡単で撮影後は動画になります。
ZV-1ではインターバル撮影ができますが編集でタイムラプスの動画にする必要があります。
また、DJI Pocket 2では小型のジンバルがカメラの部分に搭載されており、カメラを動かして撮影するハイパーラプスやカメラの向きを変えながらタイムラプスを撮影するハイパーラプスの撮影をすることができます。
手ブレ補正の違い
両者共に手ブレ補正はありますが、手ブレの効き具合が違います。
DJI Pocket 2はジンバル搭載ということもあり手ブレはかなり抑えられます。
ZV-1は手ブレ補正なしから、スタンダード、アクティブと3段階ありますが、一番強力なアクティブにしても多少の揺れは感じます。
また、ZV-1に関しては手ブレ補正をアクティブにすると画角が狭くなってしまいます。
ズームの違い
両者共にズームすることができますが、DJI Pocket 2ではデジタルズームでズームをすると多少の画像の劣化があります。
ZV-1はレンズを動かしてズームをするので画質の劣化はありません。
画角の違い
カメラを手に持って自撮りをするときには画角が広い方が人物と背景をバランスよく映すことができます。
DJI Pocket 2では手に持って自分を移したときには画角が広く人物と背景がバランスよく映ります。
それに比べるとZV-1は画角の狭さがあります。人物が大きく映りやすい感じです。
グリップなどのアクセサリーで画角を広く見せることはできますが手軽さはあまりありません。
映像の違い


映像の違いとしては、私は両方とも使ってますがZV-1の方が綺麗な映像を撮影できるかと思います。
1型センサーということもあり、室内の撮影や暗所でも比較的ノイズが乗りにくく撮影場所を選ばない感じです。
DJI Pocket 2も画質が悪くはありませんが、室内や暗い場所での撮影では少しイマイチに感じる方もいるかもしれません。
使って感じること
普段、SONY ZV-1とDJI Pocket 2の両方を使って感じることは以下の通りになります。
SONY ZV-1 | DJI Pocket 2 | |
撮影の手軽さ | ○ | ◎ |
携帯性の良さ | ○ | ◎ |
SNSとの連携 | △ | ○ |
映像の良さ | ◎ | ○ |
ズーム | ○ | △ |
手ブレ補正 | △ | ◎ |
実際に使ってみた感じた印象です。
携帯性の良さとしてはDJI Pocket 2は持ち運びケースも同梱さてれるので新たにケースを購入する必要がありません。
スマートフォンとの連携に関して
最近はSNSに投稿する目的でカメラを使用する方も多いかと思います。
写真や動画のSNSへの投稿のしやすさですが、正直両者とも使いにくいと感じる部分もあります。
DJI Pocket 2ではワイヤレスで写真や動画をスマートフォンに移すことができなく、DJI Pocket 2にアダプターを取り付けてからスマートフォンに接続してデータの移動をさせる必要があります。
ZV-1はアプリを使うことでワイヤレス接続でスマートフォンに写真や動画を移すことができますが、アプリとの接続が不安定すぎるところがあります。
結局どっちがどうなのか?


SONY ZV-1とDJI Pocket 2の両方を使用して感じる印象としては以下の通りになります。
- SONY ZV-1は、映像のクオリティが欲しい方にはおすすめ
- DJI Pocket 2は、手軽に撮影して映像を残したい方にはおすすめ
撮影の手軽さやスマートフォンとの連携を考えるとDJI Pocket 2の方が手軽という感じがあります。
ZV-1は背景のボケを出したり撮影してから多少編集をしたりするという場合にはいいカメラかと思います。
両方とも適材適所という感じで使用シーンに合わせて選ぶのがいいかと思います。
手軽に撮影するカメラ まとめ
SONY ZV-1とDJI Pocket 2ですが、両方とも非常にいいカメラです。
ZV-1に関しては初心者でも扱いやすいようにボタンを押すだけで背景をぼかす設定やピントをすぐにあわせることができる設定をすることができます。
ZV-1は背景ボケを活かしたり素敵感のある映像を撮影するにはちょうどいい入門カメラという感じです。
DJI Pocket 2は携帯性に優れたカメラでどこでもさっと取り出して安定した動画を撮影するにはちょうどいいカメラという感じです。
DJI Pocket 2は誰でも安定した映像を撮影できる良さがあります。
どちらか一方というよりも両者を場面によって使い分けるというのもいいかもしれません。
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