近年、カメラで写真や動画を撮影することが当たり前になり、中でも普段の日常を動画に残すVlogでカメラを使う方も増えてます。
スマートフォンでも動画の撮影ができますが、センサーサイズが小さく映像が暗い印象になることがあったり、動画はストレージ・容量を圧迫しやすいことがあります。
1つ出かけるときに綺麗な映像を撮影できる動画撮影用のカメラがあると便利です。
本記事は、NikonのVlogカメラ『Z 30』のレビュー記事になります。
綺麗な映像を残したいという方にはおすすめの動画撮影用カメラです。
Nikon 『Z 30』
NikonからのVlog撮影・動画撮影に特化したカメラ『Z 30』で、2022年8月5日に発売されてます。
Z 30はボディーのみ、レンズキット、ダブルズームキットで発売されてます。
初めてカメラを購入する方はレンズキットがおすすめです。
Nikon『Z 30』のスペック
Nikon『Z 30』のスペックは以下の通りになります。
Z 30 | スペック |
型式 | レンズ交換式デジタルカメラ・Zマウント |
有効画素数 | 2088万画素 |
センサーサイズ | APS-Cサイズ |
動画撮影 | 4K30 1080p120 |
最長記録時間 | 約35分(4K) 125分*(1080p) |
手ぶれ補正 | ノーマル スポーツ 電子手ぶれ補正 |
動画ファイル形式 | MOV、MP4 |
動画ISO感度 | ISO 100〜25600(制限上限感度が設定可能) |
記録画素数 (ピクセル) | DX(24 × 16): 5568 × 3712(L : 20.7M) 4176 × 2784(M : 11.6M) 2784 × 1856(S : 5.2M) 1:1(16 × 16): 3712 × 3712(L : 13.8M) 2784 × 2784(M : 7.8M) 1856 × 1856(S : 3.4M) 16:9(24 × 14): 5568 × 3128(L : 17.4M) 4176 × 2344(M : 9.8M) 2784 × 1560(S : 4.3M) |
ピクチャーコントロール | オート、スタンダード、ニュートラル、ビビッド、モノクローム、 ポートレート、風景、フラット、Creative Picture Control |
モニター | バリアングル式3.0型TFT液晶モニター(タッチパネル) |
ポート | ステレオミニジャック HDMI端子 USB-C端子 |
使用電池 | 1120mAh |
サイズ | 約 128 × 73.5 × 59.5 mm |
重さ | 約405g(バッテリーおよびメモリーカード含む) 約350g(本体のみ) |
付属品 | バッテリー USB-Cケーブル ストラップ ボディーキャップ |
発売日 | 2022年8月5日 |
価格 | ボディーのみ:97,900円(税込) レンズキット:119,900円(税込) ダブルズームキット:150,700円(税込) |
4K30で撮影できて動画撮影に特化したカメラということもあり、長く撮影することができることや手ぶれ補正が搭載されます。
また、バリアングルモニターで自撮りをする際にも使いやすいカメラでVlog撮影がしやすいようになってます。
*最長記録時間に関しては撮影環境やバッテリー寿命、カメラの内部温度によっては125分に達しない場合があるようです。
Z 30のカメラ本体の特徴
レンズキットの付属のレンズをつけてます。
バリアングル式でカメラ上部には撮影モードの切り替えスイッチやシャッターボタン、設定のボタンなどがあります。
グリップは深く握りやすい形状になってます。
背面はメニューのボタンや拡大・縮小ボタン、動画や写真撮影の切り替えスイッチなどがあります。
側面にはポート類があり、フタがされてます。
ステレオミニジャックのフタは独立しており外部マイクが接続しやすい形です。
レンズをつけてもコンパクトな印象。
マイクが2箇所、縦に開いてます。
レンズを取り付けて、バッテリー、SDカードを入れた状態の重さは530gでした。
Z 30を使用して動画や写真撮影
Z 30で動画や写真撮影をしてみました。
レンズキットのレンズで本体の設定は全てオートで撮影してます。
Z 30の動画イメージ
何気ない風景の撮影をしましたが、空の雲の明るい部分の色味や影の暗い部分も綺麗な感じでお手軽に撮影できて映像としてはいい印象です。
歩いて撮影を試しましたが、手ぶれ補正はあるものの揺れの目立つような映像でした。
撮影時は歩かずに手に持って左右に振るときには手ぶれ補正は有効という感じです。
Z 30の写真イメージ
全てオートで撮影。写真は掲載のため圧縮してます。
被写体がはっきりと背景のボケ感も非常に良く出てる感じです。
レンズキットのレンズですが綺麗な写真を撮影できます。被写体の質感も伝わる感じです。
さっと撮影しましたが質感も綺麗に出てテーブルフォトでも利用できます。
さっと撮影するにもいいカメラです。
Z 30を使って感じた印象
Z 30を使って感じたことは以下の通りになります。
初心者でも綺麗な映像を撮影できる
Z 30はカメラの設定を知らなくてもオートに設定して撮影するだけで綺麗な映像を撮影できる手軽さがあります。
動画も写真もオートでも十分綺麗で初心者の方でも扱いやすい印象がありました。
Vlog撮影のカメラとしてはお手軽に撮影できて綺麗な映像にできるのは便利なところです。
あと、個人的にZ 30を使って感動したところとして、太陽光の下ではかなり肌が綺麗に映ります。
バリアングルモニターで自分を確認してみましたが肌の色がすごく綺麗に感じました。
本体のグリップやバリアングルモニターが使いやすい
本体のグリップですが、握りやすくしっかりと持つことができます。
しっかり握れるので落としたりすることなく手ブレも抑えることができます。
また、Vlog撮影をするときには1人で撮影することがあり、モニターをいろんな角度に調節して確認できるバリアングルモニターは便利です。
ローアングルやハイアングルにしてもモニターを確認しながら撮影できるのは便利です。
動画だけじゃなく写真もキレイ
Vlogのような動画撮影に特化したカメラですが、写真撮影でも使えるカメラです。
写真を撮影してみましたが、簡単に背景をぼかして立体感のある写真を撮影することができます。
レンズキットの16-50mmで写真の撮影を試してみましたがレンズの焦点距離を変えることで幅広い撮影をすることができます。
リモコンやスマートフォンから操作
動画撮影を1人でする方には遠隔でシャッターを押せるリモコンやスマートフォンでプレビューして撮影開始ができると便利です。
Z 30では別途リモコンを利用したりスマートフォンのアプリからカメラの操作をすることができます。
特にスマートフォンのアプリを利用することで撮影の開始から撮影した写真や動画をスマートフォンに取り込めます。
撮影した写真や動画をSNSに投稿する際にも便利です。
気になることは撮影開始について
Z 30は動画撮影を開始するとカメラの正面にランプが付き、モニターにはRECのマークが点灯します。
撮影開始時には撮影開始音がなるとより分かりやすくなる感じます。
また、撮影開始時間の表示がわかりにくいことがあります。
モニターにはSDカードの撮影可能時間が表示されますが、撮影を開始するとSDカードの撮影可能時間が減っていく表示がされます。
撮影中にどれぐらい撮影したかパッと確認しづらいことがあります。
Z 30の動画ファイル形式をMOVに設定するとタイムコードの設定でどれぐらい撮影をしたかの時間表示をすることができますが、撮影開始時間の表示は標準であるとより便利と感じます。
まとめ NikonのVlogカメラ『Z 30』は動画撮影に使いやすいカメラ
Nikon Z 30で動画撮影をしてみました。
センサーサイズがAPS-Cサイズということもあって、スマートフォンで撮影するよりもはるかに綺麗な映像や写真が撮影できてます。
個人的にはレンズキットのレンズでオートで撮影してもいい印象の映像や写真を撮影できたのは驚いたところで、これからカメラを初めて購入するという方でも使いやすいという感じがしました。
日常を撮影して楽しむという方も増え、カメラも動画を撮影に適した進化をしてます。
Z 30はVlog撮影の動画特化型のカメラという感じですが、幅広いシーンで撮影できるカメラです。
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