2022年1月現在、GoPro HERO8とHERO9、HERO10が販売されてます。この3モデルそれぞれ最大の解像度とフレームレートに設定して長時間撮影をして熱停止するかを試してみました。
GoProでの長時間撮影を考えてる方の参考になればと思います。
(ここでは長時間を1時間以上と想定してます)
歴代のGoProの最大設定と4K60で熱停止を比較
今回、長時間撮影に使うGoProはHERO8、HERO9、HERO10になります。
各モデルでできる最大の設定にして撮影をしていきます。撮影に関しては固定撮影で動画撮影してます。設定は以下の通り。
撮影環境:24度
固定して撮影
HERO8 | HERO9 | HERO9 | HERO10 | HERO10 | |
RES|FPS | 4K60 | 5K30 | 4K60 | 5.3K60 | 4K60 |
レンズ | 広角 | 広角 | 広角 | SuperView | 広角 |
HyperSmooth | オン | ブースト | ブースト | ブースト | ブースト |
ビットレート | 高 | 高 | 高 | 高 | 高 |
シャッター | 自動 | 自動 | 自動 | 自動 | 自動 |
EV修正 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ホワイトバランス | 自動 | 自動 | 自動 | 自動 | 自動 |
ISO | 100-800 | 100−800 | 100-800 | 100-800 | 100−800 |
シャープネス | 低 | 低 | 低 | 低 | 低 |
カラー | GoPro | GoPro | GoPro | ビビッド | ビビッド |
RAWオーディオ | オフ | オフ | オフ | オフ | オフ |
ウインド | 自動 | 自動 | 自動 | 自動 | 自動 |
GoPro HERO9や10では5Kや5.3Kの解像度があります。
最大で設定した時に長時間撮影が可能かどうかということとHERO8に合わせた4K60でどれくらい撮影ができるか試してみます。
それぞれバッテリーが90%以上でSDカード128GBを入れて撮影。
歴代のGoProの熱停止の比較結果
GoPro HERO8とHERO9、HERO10の長時間撮影の結果は以下の通りになります。(環境は24度で撮影)
HERO8 | HERO9 | HERO9 | HERO10 | HERO10 | |
GoPro設定 | 4K60 | 5K30 | 4K60 | 5.3K60 | 4K60 |
撮影可能時間 | 39:43 | 1:30:00 | 43:11 | 21:10 | 34:31 |
撮影後の バッテリー残量 | 22% (96%から) | 0% バッテリー切れまで (100%から) | 39% (93%から) | 55% (96%から) | 49% (100%から) |
バッテリー切れ以外は全て熱停止してます。
上記の結果に関しては撮影環境によっては時間は変わってくるかと思います。
4K60で撮影は約40分前後
同じ4K60で設定して撮影みたところHERO9は40分を超えて撮影ができてます。
HERO8では約39分、HERO10では34分ほどの撮影時間になります。
HERO10が34分と他に比べて撮影時間が短い感じです。
4K60で撮影する場合は、HERO9や8では約40分前後、HERO10では30分ほどを目安とするのがいいかと思います。
意外に長時間撮影できた設定
試してみた結果で1時間以上の長時間撮影ができたのはGoPro HERO9の設定「5K30」でした。
この設定だけ解像度は5Kですがフレームレートは30になります。(HERO9で5K60には設定できません)
GoProで1時間以上の撮影をしたい場合はフレームレートを60ではなく30にすると長時間撮影が可能になるかもしれません。
5K30で1時間以上の撮影ができたので4K30でも長時間撮影が可能かと思います。
フレームレートを30にして試してみた
HERO9ではフレームレートを30にすると1時間以上の撮影が可能とわかったのでGoPro HERO10の5.3Kで30に設定するとどうなるのか試してみました。
試してみた結果、GoPro HERO10で5.3Kでフレームレートを60から30にするだけでも大きく変わりました。具体的には以下の通りです。
HERO10 | 5.3K60 | 5.3K30 |
撮影時間 | 21:10 | 51:09 |
バッテリー残量 | 55% (96%から) | 20% (100%から) |
フレームレートを30に設定したところ、51:09で熱停止しました。
フレームレート60の設定よりも30分以上長く撮影することができてフレームレートを30にすることでより長く撮影することができます。
GoProの熱くなる場所
長時間撮影後は全体的に熱くなりますが、特に熱を感じたのはフィンガーのある底の部分になります。
折りたたみ式フィンガーが閉じた状態だと熱が外に逃げにくいような感じがします。
アクセサリーつける方が多少マシになるかと思います。
GoPro HERO9やHERO10では解像度やフレームレートを最大にして撮影するなら長時間は向かないという感じです。撮影が止まる目安として把握しておくといいかと思います。
やっぱりGoProは熱停止する
GoProで長時間撮影は熱停止します。
ですが、フレームレートを30に設定すると長く撮影ができることがわかりました。
この長時間撮影の長時間とはいったいどれぐらいか人によるかと思いますが、私の中では1時間の連続撮影ができれば長時間撮影ができるという感じです。
1時間以上の撮影ではバッテリーやSDカードの限界があるかと思います。
GoProはアクションカメラ
GoProは使い勝手も良く様々なシーンで利用できることもありついいろんなことに期待してしまいます。
ですが、GoProはあくまでもアクションカメラ、耐久性や防水性がありアクションの撮影に特化したカメラ。想像できる大抵のアクション・アクティビティーは1時間以内で終わるのではないでしょうか。(もちろん、長時間のアクティビティーもあるかとは思います。)
長時間撮影をしてどれくらい熱停止をするのか確認しましたが、アクションカメラには長時間撮影は向かないと認識しました。
それでもGoProで長時間の撮影をしたい場合は、解像度やフレームレートを下げて撮影したり環境温度の低いところでの撮影等が必要になるかと思います。
最後に
現状販売されてるGoProで長時間撮影を比べてみましたが、どのGoProでも長時間撮影は難しい印象です。また人によって長時間の定義は違うかと思います。
GoProでの長時間撮影をしたい方は今回試してみた時間をもとに撮影の設定を考えてみてはどうでしょうか。
過去に試した熱停止についての記事は以下の通りです。
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