音声収録に悩んだことはないでしょうか?カメラの内蔵マイクでは風切り音や周囲の雑音が気になったり、外付けマイクはサイズが大きくて持ち運びに不便と感じることがあります。
そんな時にDJIからちょうどいい新しいワイヤレスマイク『DJI Mic Mini』が発表されました。
本記事では、DJI Mic Miniを実際に使用してわかったいい点や気になった点について正直にレビューします
手のひらにおさまる小型なワイヤレスマイクですが、高品質な音声収録ができてVloggerやクリエイターにとって新たな必須アイテムと言えるかもしれません。
DJI Mic Miniとは
DJI Mic Miniは2024年11月26日に発表・発売が開始された小型のワイヤレスマイクです。
主な特徴は以下のとおりになります。
DJI Mic Miniはトランスミッター(単体)で購入することができて、受信機と充電ケースが同梱されたものを購入することができます。
DJI Mic MiniとDJI Mic 2と違うポイント、機能
DJIからはDJI Mic 2というワイヤレスマイクも販売されてます、違いとしては以下のとおりになります。
DJI Mic Mini | DJI Mic 2 | |
重量 | 10g(トランスミッター) | 28g(トランスミッター) |
ノイズキャンセリング | 2段階ノイズキャンセリング | スマートノイズキャンセリング |
クリッピング自動制御機能 | ◯ | – |
32bitフロート対応 | – | ◯ |
トランスミッターの内部収録に対応 | – | ◯ |
駆動時間 | 48時間(ケースあり) | 18時間(ケースあり) |
DJI OsmoAudio対応 (Osmo Action 4、Osmo Action 5 Pro、Osmo Pocket 3に直接接続可能) | ◯ | ◯ |
ラベリアマイク対応 | – | ◯ |
大きな違いとしては、DJI Mic Miniは32bitフロート、内蔵録音に対応していないこと、ラベリアマイクを接続しての使用できないことがあります。
32bitフロートに対応していないからか、音声クリッピング自動制御機能が搭載されてるように感じます。
価格の違いは以下のとおりです。
DJI Mic Mini | DJI Mic 2 | |
トランスミッター単体 | 7,700円 | 16,060円 |
トランスミッターとレシーバー | 13,200円 | 35,530円 |
トランスミッター×2、レシーバー、充電ケース | 24,200円 | 52,800円 |
DJI Mic Miniですが、Lightning端子搭載のiPhoneにレシーバーを接続したい場合には別途アダプターが必要となります。
DJI Mic MiniはDJI Mic 2と比べると機能面ではできないこともありますが価格面ではとてもお得になってます。
DJI Mic Mini トランスミッター開封
今回、DJI Mic Miniのトランスミッター(送信機)単体のものを購入。カラーはホワイトです。
DJI Mic Mini トランスミッター(送信機)単体の内容物は以下のとおりです。
- トランスミッター
- ウィンドスクリーン(2種)
- DJI Mic Mini クリップマグネット
- コンパクトキャリーポーチ
- トランスミッター充電ドック
- USB-C充電ケーブル
- 書類
DJI Mic Mini 本体の外観
本体は手のひらに握ってしまえるほど小さく、10gということで軽いです。
背面にはマグネットがついており、クリップで服に取り付けることもできます。
上部には収音部分やウィンドスクリーンを取り付ける穴があり、底には充電するための接点があります。
側面には電源ボタンとペアリングするためのボタンがあります。
DJI Mic Miniの同梱物
キャリーポーチが同梱されており、DJI Mic Miniや充電ドック、ケーブル類をまとめて収納が可能です。
キャリーポーチの中には4つほど小さいポケットがあったり、DJI Mic Miniを入れてDJI Osmo Action 5 Proを入れても十分なスペースがあります。
ウィンドシールドは色違いで2つあります。
DJI Mic Miniの上部にはめ込んで取り付けます。
DJI Mic Miniに取り付けたイメージです。
充電ドックにはUSB-Cのポートがあります。
DJI Mic Miniと充電ドックはマグネットで取り付くようになってます。
DJI Mic MiniとDJI Osmo Action 5 Proとペアリング
DJI Mic MiniとDJI Osmo Action 5 Proとペアリングをしました。
DJI製品のファームウェアアップデートが終わったら、DJI Mic Miniの電源を入れてペアリングボタンを長押しします。
DJI Osmo Action 5 ProやDJI Osmo Pocket 3では設定からワイヤレスマイクのTX1を選択して待機していると接続が成功します。
DJI Mic MiniとDJI Osmo Action 5 ProやOsmo Pocket 3のペアリングは簡単に接続ができます。
また、DJI Mic Mini自体の設定ですが、設定はスマートフォン(DJI Mimoアプリ)からできます。
DJI Mic MiniではDJI Mimoアプリと接続して設定ができたり、ファームウェアアップデートもできます。
DJI Mic Miniを使用して感じたメリット・デメリット
DJI Mic Miniを使用して感じたメリット・デメリットは以下のとおりです。
DJI Mic Miniのいい点
DJI Mic Miniですが小型軽量で服に取り付けをしても重さを感じず、取り付けしてる感覚もありません。
そして、この小型なワイヤレスマイクにも関わらずいい音が収録できます。
DJI Mic 2とDJI Mic Miniで収録した音を聞き比べてみました、大きな違いは感じにくかったです(DJI Mic 2の方が少し低音もある感じはありました)
YouTubeに投稿する動画やVlog撮影に使用するには十分に綺麗な音の収録ができます。
DJI Osmo Action 5 ProやOsmo Pocket 3を使用される方には送信機単体で7,700円で使えるので非常にコスパよく使用できます。
DJI Mic Miniの気になった点
DJI Mic Miniの気になった点ですが、本体が小型であることからマグネットも小さいものがついてます。
服に取り付けて使用する際にはマグネットがずれて本体がはずれてしまわないか若干の不安はありました。
DJI Mic 2と比べるとマグネットが小さくはずれやすそうな印象です。
ただ、マグネットに関しては本体のクリップの背面についてるシールの部分をはずすとマグネットがずれにくくなるようです
また、DJI Mic Miniの充電ドックも小型軽量であるので紛失しやすそうで、紛失すると充電ができなくなるので注意が必要です。
DJI Mic Miniの本体にUSB-Cポートがあれば嬉しいと感じるところです。
DJI Mic Miniですが、マイク自体の機能・性能面では不満なくお手頃な価格で購入できるワイヤレスマイクとしては十分という印象です。
ただ、小さいマイクであるので紛失には気をつけたいところです。
DJI Mic Miniの正直レビュー まとめ
今回、DJI Mic Miniのトランスミッター単体を購入して使用しましたが、DJI Osmo Action 5 ProやOsmo Pocket 3と直接接続できていい音で録音が可能となってます。
DJI OsmoAudioに対応してるカメラを所有されてる方や今までマイクを所有してなかったという方にはお勧めしたいDJI Mic Miniです。
トランスミッターとレシーバー付きのものが1つあるとどのカメラでも使えて初めてのワイヤレスマイクとして購入するなら価格お手頃でおすすめです。
DJI Osmo Pocket 3にワイヤレスマイクが欲しいけどDJI Mic 2まではいらないかな?っと思われてた方にも最適なDJI Mic Miniです。
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