Insta360 Ace Proではどれぐらい連続撮影ができるのか、熱で停止するまではどれぐらいなのかが気になり撮影を続けて検証してみました。
本記事では、Insta360 Ace Proで長時間撮影してみた検証・熱の対策について記載していきます。
Ace Proの連続撮影で熱暴走検証の設定

Insta360 Ace Proで長時間の撮影で熱暴走するまで撮影しました、以下は環境と設定になります。
■撮影環境:室内 約27℃
- 4K60
- 手ぶれ補正:高
- アスペクト比:16:9
- 水平維持
- カラー:標準
- WB:5500
- シャープネス:中
Ace Proのフリップスクリーンは閉じた状態で撮影
■撮影環境:屋外 約28°C〜29°C(サイクリングで撮影)
- 4K60
- 手ぶれ補正:高
- アスペクト比:16:9
- 水平維持
- カラー:標準
- WB:5500
- シャープネス:中
■屋外の36°Cの環境でも撮影を試しました
:https://satowith.com/article/insta360-ace-pro-heat-resistant.html
Ace Proのフリップスクリーンは半分上げた状態で撮影
その他の設定に関しては初期設定のままで撮影してます。
室内の撮影でAce Proを置いて撮影とサイクリングで撮影をしました。
屋内でAce Proが熱で停止するまでの連続撮影時間
Ace Proで連続撮影して熱で停止するまでの時間は以下の通りになりました。
設定 | 撮影時間 | バッテリー |
---|---|---|
4K60 | 56分46秒 | 100% → 50%以下 |
熱で停止する前にはディスプレイに熱で停止のテキストが表示されてから停止してます。
撮影後のAce Proの状態ですが全体的に熱くなってました、特に底の部分のマウントの金属部分がかなり熱くなってました。

室内の固定撮影ではおおよそ1時間ほどの撮影することができて、バッテリーはまだ残量がある状態です。
屋外でAce Proが熱で停止するまでの連続撮影時間
Ace Proで屋外のサイクリングで連続撮影して熱で停止するまでの時間は以下の通りになりました。
気温 | 設定 | 撮影時間 | バッテリー |
---|---|---|---|
28~29°C | 4K60 | 1時間以上撮影可能 | 100% → 19% |
バッテリー切れやSDカードの容量不足になる前に1時間以上の撮影ができたのでAce Proの撮影を終了しました。
サイクリングで風の当たるような環境であれば約29°Cのような環境でも1時間以上の撮影ができてます。
カメラ本体を触ってみたところ熱すぎるということもありませんでした。
おそらくですが、サイクリングで風が当たっていたことやスクリーンを半分上げていたことで本体に熱が溜まりにくくなっていたのかと想像します。

35~36度の環境下で撮影を検証してみた結果もあります、こちらの検証は驚くような結果が出ました、以下の記事をご覧ください。
Ace Proで熱停止・熱暴走を試してみてわかったこと

Ace Proは4K60でも約1時間ほどの長時間の撮影が可能でその他わかったことは以下の通りです。
- Ace Proは長時間撮影でファイルが分割される
- 56分46秒で約53.79GB
- 29分59秒で分割(約28.4GB)
- 分割された部分は少し音が途切れる
Ace Proは長時間撮影(29分59秒)でファイル分割される
Ace Proで長時間撮影をすると動画ファイルが分割され、4K60で56分46秒(約53.79GB)で動画が2に分割されてました。
29分59秒(約28.4 GB)で動画が分割されました。目安として30分で動画が分割されます。
また、Irvの拡張子のファイルが約2.03GBありました(Irvのファイルはアプリ等での動画再生に使われるファイルで、低画質ファイルになります)。
上記の点からAce Proでは少なくとも128GB以上のSDカードの使用が望ましいと考えられます。


ファイル分割での注意したい点
分割された動画を動画編集ソフトでつなげてみたところ、29分59秒の動画の最後は2コマほど無音になってました。
この部分に音声がきていると一瞬だけプツッと音が切れるような感じになるので気をつけたいところです。
Insta360 Ace Proのアクションカメラの熱への対策
Insta360 Ace Proの熱対策としては以下の通りになります。
- 解像度やフレームレートを下げて撮影
- 屋外での風が当たるような環境で使用
- 直射日光を避ける
熱対策に解像度やフレームレートを下げて撮影
自身で対策できることとしては解像度やフレームレートを下げることで熱停止せずに長く撮影をすることができます。
Ace Proは4Kで撮影しても熱停止はしにくく50分以上の撮影はできましたが、解像度は2.7Kや1080Pに下げると熱停止しにくくなります。
また、フレームレートも120fps・60fpsではなくや30fps等に変更すると比較的長く撮影が可能となります。
屋外での風が当たるような環境で使用
撮影する際には屋内より屋外の方、風のある環境が熱対策には望ましいです。
サイクリングなどの風の当たる環境で撮影する場合には60fpsでも比較的長めに撮影ができるかと思います。
環境の温度や風が当たる環境かどうかで撮影できる時間が変わるので、確実に停止させずに撮影をしたい場合には解像度の設定の見直しがいいです。
風があたるような環境で撮影すれば4K60に設定しても比較的長く撮影できます。
直射日光を避ける
直射日光が当たる環境は避けることが望ましいです。
屋外で撮影する際にでも日陰の涼しい場所にAce Proをおくと熱対策になります。
Ace Pro自体がコンパクトなカメラで熱が溜まりやすくなるような環境は避けたいところです。
Insta360 Ace Proの熱停止・熱暴走の検証 まとめ
Ace Proではどれぐらいの長時間撮影で熱停止になるかを試してみました。
今回は室内で検証をしましたが、屋外の撮影環境では日光が当たったり風のある状況など環境によって撮影時間が前後する可能性があります。
Ace Proで長時間撮影をする際の目安になれば幸いです。




コメント
Insta360 Ace ProとGoPro HERO13(9/11に発売)どちらにするか思案中です。GoProは過去言われていた熱停止の
問題は改善されたのか?調べるとYoutuberのドリキンさんが13をレビューしてました。奥様が”12となんも変わって
ねエ!”と酷評されていました。本記事のテストを読ませていただいて、どうやらAce Pro に決まりそうです。
ありがとうございました。
GoPro 13に関しては風の当たるような環境で撮影をすれば比較的長めに撮影は可能になってます。
あくまでもアクションカメラなのでアクションの撮影を想定したカメラという感じでしょうか、車内で固定して撮影はGoProの想定するところじゃないという感じでしょうか、、、
Ace Proに関してはしっかり熱には強い感じです。結構過酷な環境でも試しましたが、大丈夫でした。