DJI Osmo Pocket 3 vs Action 5 Pro: 普段使いで本当に便利なカメラはどっち？

日々の生活や旅先の記録を気軽に綺麗な映像やブレの少ない滑らかな動画で残したいと思ったことはありませんか？

ここ数年コンパクトで持ち運びが楽なカメラも増えておりどれを選べばいいのか悩む方も多いかと思います。

そこで、本日は”普段使い”に最適なカメラとして人気のDJI Osmo Pocket 3とDJI Osmo Action 5 Proを徹底比較してみました。

それぞれのカメラのスペックや実際に使用してる中でわかったことを紹介します、どちらのカメラが皆様の日常にフィットするのか少しでも参考になれば幸いです。

それぞれのカメラのレビュー記事は以下のリンクから確認できます

DJI Osmo Pocket 3とDJI Osmo Action 5 Pro

DJI Osmo Pocket 3とDJI Osmo Action 5 ProはどちらもDJIから販売されてるコンパクトカメラでそれぞれのカメラの特徴は以下の通りになります。

スペックの違い

DJI Osmo Pocket 3とDJI Osmo Action 5 Proの詳細スペックは以下の通りになります。

	DJI Osmo Pocket 3	DJI Osmo Action 5 Pro
センサー	1インチCMOS	1/1.3インチCMOS
レンズ	焦点距離：20mm（35mm判換算） 絞り：F2.0 フォーカス範囲：0.2m〜∞	FOV：155° 絞り：F2.8
ISO感度	写真：100〜6400 動画：100〜6400 低照度動画：50〜16000 スローモーション：50〜6400	写真：100〜25600 動画：100〜51200
電子シャッター速度	写真：1/8000〜30秒 動画：1/8000〜1/X秒 （X：フレームレート設定値）	写真：1/8000〜30秒 動画：1/8000〜1/X秒 （X：フレームレート設定値）
最大解像度	16:9 3840 × 2160 1:1 3072 × 3072	7296 × 5472
静止画モード	シングルショット：約9.4MP カウントダウン：オフ/3/5/7秒	カウントダウン：オフ/0.5/1/2/3/5/10秒 バースト：最大30枚/3秒
パノラマ	180°、3×3	–
動画	4K（16:9）：3840 × 2880 （24/25/30/48/50/60fps） 2.7K（16:9）：2688 × 1512 （24/25/30/48/50/60fps） 1080p（16:9）：1920 × 1080 （24/25/30/48/50/60fps） 3K（1:1）：3072 × 3072 （24/25/30/48/50/60fps） 2160p（1:1）：2160 × 2160 （24/25/30/48/50/60fps） 1080p（1:1）：1080 × 1080 （24/25/30/48/50/60fps） 3K（9:16）：1728 × 3072 （24/25/30/48/50/60fps） 2.7K（9:16）：1512 × 2688 （24/25/30/48/50/60fps） 1080p（9:16）：1080 × 1920 （24/25/30/48/50/60fps）	4K（4:3）：3840 × 2880 （100/120fps時） 4K（4:3）：3840 × 2880 （24/25/30/48/50/60fps時） 4K（16:9）：3840 × 2880 （100/120fps時） 4K（16:9）：3840 × 2880 （24/25/30/48/50/60fps時） 2.7K（4:3）：2688 × 2016 （100/120fps時） 2.7K（4:3）：2688 × 2016 （24/25/30/48/50/60fps時） 2.7K（16:9）：2688 × 1512 （100/120fps時） 2.7K（16:9）：2688 × 1512 （24/25/30/48/50/60fps時） 1080p（16:9）：1920 × 1080 （100/120/200/240fps） 1080p（16:9）：1920 × 1080 （24/25/30/48/50/60fps時）
スーパーナイト	低照度動画モード	4K（16:9）：3840 × 2880 （24/25/30/48/50/60fps） 2.7K（16:9）：2688 × 1512 （24/25/30/48/50/60fps） 1080p（16:9）：1920 × 1080 （24/25/30/48/50/60fps）
HDR動画解像度	10-bit HLG動画撮影に対応しHDR品質の出力が可能で、同時に通常動画撮影と同じ解像度を維持
被写体トラッキング	–	2.7K（16:9）：2688 × 1512 （24/25/30/48/50/60fps時） 2.7K（9:16）：2688 × 1512 （24/25/30/48/50/60fps時） 1080p（16:9）：1920 × 1080 （24/25/30/48/50/60fps時） 1080p（16:9）：1920 × 1080 （24/25/30/48/50/60fps時）
スローモーション	4K：4倍（120fps） 2.7K：4倍（120fps） 1080p：8倍（240fps）、4倍（120fps）	4K：4倍（120fps） 2.7K：4倍（120fps） 1080p：8倍（240fps）、4倍（120fps）
タイムラプス	ハイパーラプス： 4K/2.7K/1080p 25/30fps 自動/2倍/5倍/10倍/15倍/30倍 タイムラプス： 4K/2.7K/1080p （25/30fps時） モーションラプス： 4K/2.7K/1080p 25/30fps インターバル： 0.5/1/2/3/4/5/6/8/10/15/20/25/30/40/60秒 撮影時間： 5/10/20/30分、1/2/3/5時間 カスタムモーションは四つの位置設定に対応。 左から右または右から左	ハイパーラプス： 4K/2.7K/1080p 25/30fps 自動/2倍/5倍/10倍/15倍/30倍 タイムラプス： 4K/2.7K/1080p （25/30fps時） インターバル： 0.5/1/2/3/4/5/6/8/10/15/20/25/30/40秒、1/2/5/30/60分 撮影時間： 5/10/20/30分、1/2/3/5時間、∞
ブレ補正	ジンバル	EIS： RockSteady 3.0 RockSteady 3.0＋ HorizonBalancing HorizonSteady
最大ビデオビットレート	130Mbps	120Mbps
対応ファイルシステム	exFAT	exFAT
写真フォーマット	JPEG/JPEG+DNG	JPEG/RAW
動画フォーマット	MP4（H.264/HEVC）	MP4（HEVC）
対応SDカード	microSD（最大512GB）	microSD（最大1TB）
音声録音	48 kHz 16-bit、AAC	48 kHz 16-bit、AAC
バッテリー	1300mAh 取り外し不可	1950mAh 取り外し可能
急速充電	対応	対応
接続	Wi-Fi Bluetooth	Wi-Fi Bluetooth 5.1

DJI Osmo Pocket 3とDJI Osmo Action 5 Proですが大きな違いとしては、センサーサイズの違いや手ぶれ補正の機能に違いがあります。

両者のカメラでは解像度やフレームレートは4K60fpsで撮影が可能です。

本体サイズの違い

	DJI Osmo Pocket 3	DJI Osmo Action 5 Pro
サイズ	139.7×42.2×33.5mm （長さ×幅×高さ）	70.5×44.2×32.8mm （長さ×幅×高さ）
重量	179g	146g
マイクの数	3	3
タッチ画面	サイズ：2.0インチ 解像度：314×556 輝度：700ニト	フロント画面 OLEDフルカラータッチ画面 1.46インチ 331ppi 342×342 最大輝度800ニト（標準） リア画面 OLEDフルカラータッチ画面 2.5インチ 326ppi 400×712 最大輝度800ニト（標準）、ピーク輝度1000ニト
防水性	–	20m（防水ケースなし）
マウント	–	クイックリリース設計

DJI Osmo Action 5 Proはアクションカメラなので防水性があり、他のアクセサリーとの取り付けもしやすいマウントに対応してます。

DJI Osmo Pocket 3は防水性はなく他のアクセサリーを使用する際には拡張アダプターが必要になります。

価格と販売されてるコンボ

	DJI Osmo Pocket 3	DJI Osmo Action 5 Pro
カメラのみ	79,200円	55,000円
コンボ	クリエイターコンボ：99,880円 Vlogコンボ：132,000円	アドベンチャーコンボ：69,300円 モーターバイク/ マウンテンバイクコンボ：65,450円 ハイキングコンボ：69,740円 ダイビングコンボ：64,900円 撮影用ネックマウントコンボ：60,610円 Vlogコンボ：88,990円 ロードバイクコンボ：65,450円 サーフィンコンボ：57,970円 スキーコンボ：60,940円
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DJI Osmo Pocket 3のコンボではワイヤレスマイク（DJI Mic 2）や広角レンズが同梱されたクリエイターコンボがありVlog撮影には適したアクセサリーがあります。

DJI Osmo Action 5 Proはアクションカメラなので様々なアクションごとのシーンに合わせて使いやすいアクセサリーが一緒になったコンボが多数あります。

Pocket 3とAction 5 Proの使用感の違い

Pocket 3とAction 5 Proを普段使いの撮影で使い比べてわかったことは以下のとおりです

DJI Osmo Pocket 3の使用感

DJI Osmo Pocket 3ですが普段使いするならいいコンパクトカメラです。

安定した綺麗な映像を撮影することが可能で、センサーサイズが大きいことやジンバルがあることから夜間でも手ブレのない安定した映像を撮影できます。

日常撮影をするにしても映像にこだわるという方なら十分なDJI Osmo Pocket 3という印象です。

ただ、気になる点もあり、それはPocket 3単体ではカメラを置いて撮影するなら別途アクセサリーが必要で大きくなることがあります。

付属のアクセサリーにミニ三脚をつけてカメラを置くことができるようになりますが、それをするとカメラ自体が大きくなります。

コンパクトに持ち運びたいという場合には小さいほうが嬉しいく、置きたい場合には別途ミニ三脚が必要になることがあります。

また、Pocket 3はジンバル搭載型のカメラなので持ち運びの際にはケースに入れての持ち運びが望ましいです（ジンバル部分がふらつくのを抑えるため）

ケースに入れていると、急に撮影したい！っという場面に出会ったらケースからの取り出しが手間に感じることがあります。

ケースから取り出して電源を入れてと撮影までの手数があります。

旅行や普段使いなら思った時にパッと手にして撮影しやすいと嬉しいところです。

室内に入って落ち着いてから撮影するというようなシーンではケースから取り出して起動して撮影という流れはそこまで気にならないかとは思います。

ですが、パッと撮影したい時には手間を感じる可能性があります。

DJI Osmo Action 5 Proの使用感

DJI Osmo Action 5 Proはアクションカメラではありますが普段使いのカメラでも十分に使えるカメラです。

日中では手ブレのない綺麗な映像を撮影することが可能で、アクションカメラということもあり防水性や耐久性もあり雑に扱いやすい部分もあります。

またAction 5 Proだけをカバンに入れておきサッと手にとってすぐに撮影することも可能です（スナップショット機能があり、電源を入れずに撮影ボタンを押すだけで撮影が始まります）。

撮影への機動力はPocket 3よりもAction 5 Proの方があるように感じます。

ただ、Action 5 Proですが低照度環境下・暗所では撮影は可能ではありますが、映像はすごくいいとは言えない感じがあります。

Pocket 3は低照度環境下でも十分綺麗な映像を撮影できますが、Action 5 Proはそもそもアクションカメラということや電子式手ぶれ補正で低照度環境下では手ブレが出たり映像自体の精細感があまりないようなイメージになります。

アクションカメラの中では低照度環境下でも綺麗に撮影できるという感じです（他のPocket 3やミラーレス機などと比べるとまだまだ使いたくなる映像という感じではありません）

DJI Osmo Pocket 3とAction 5 Pro まとめ

DJI Osmo Pocket 3とAction 5 Proの両方を実際に使用してわかったことになります。

普段使いで楽に撮影をしたい場合にはどちらもおすすめできるコンパクトカメラであります。

ただ、両者共にそれぞれの特徴的な部分があり、普段使いの中でも具体的にどのような使用をするかによってどちらがいいかは変わるかと思います。

私の場合は、DJI Osmo Pocket 3とAction 5 Proは使い分けをしてるような状態です。

Pocket 3のケースの収納やジンバルの扱い等ありますが、少しでもいい映像をとクオリティーを求めるところがあり基本的にはPocket 3の方を使用してます。

移動中に撮影するような時にはAction 5 Proの方を使うことが多くあり、パッとポケットから出してすぐ撮影してまたポケットに戻すという感じで使ってます。

両方とも特徴があり、それぞれの長所にあった使い方を想定するとどちらのカメラがいいかは選びやすくなるかとは思います。