Insta360 X4はどれぐらい長時間・連続撮影ができるのか、カメラが熱で停止するまではどれぐらいなのか気になり撮影を続けて検証してみました。
本記事では、Insta360 X4で長時間撮影してみた検証について記載していきます。
X4はどれぐらいの連続撮影時間で熱停止・熱暴走するのか検証
Insta360 X4で長時間撮影で熱停止するまで撮影しました、以下は環境と設定になります。
撮影環境:室内 約23℃/28°C
- 8K30
- 5.7K60
撮影環境:屋外(サイクリング撮影)約28~29°C
- 5.7K60
本体のディスプレイは常時点灯の設定。
本体には、標準レンズガード、サーモグリップカバーを取り付けした状態でミニ三脚を取り付けて立てた状態で撮影。
その他の設定に関しては初期設定のままで撮影してます。
室内の撮影でX4を置いて撮影と屋外でのサイクリング撮影で使用しました。
X4が熱で停止するまでの連続撮影時間(室内)
Insta360 X4で撮影して熱で停止するまでの時間は以下の通りになりました。
温度 | 設定 | 撮影時間 | バッテリー |
---|---|---|---|
23℃ | 8K30 | 32:23 | 100% → 約60% |
28°C | 8K30 | 25:46 | 100% → 約69% |
23℃ | 5.7K60 | 1:17:21 (SDカード容量不足で停止) | 100% → 約23% |
熱で停止する前にはディスプレイに熱で停止のテキストが表示されてから停止してます。
撮影後のX4の状態ですが全体的に熱くなってました、特に背面のロゴの部分がかなり熱くなってました。
23度では、8K30で撮影してみましたが固定撮影ではおおよそ30分ほどの撮影をすることができて、バッテリーはまだ残量が半分以上ある状態でした。
追記:28°では、8K30で設定して撮影すると約25分となりました。
比較的涼しめの環境では8K30で30分の撮影が可能とわかりました。
また、5.7K60で撮影してみたところ1時間以上の撮影ができて、128GBのSDカードの空きがなくなるまで撮影ができました。
X4が熱で停止するまでの連続撮影時間(屋外)
Insta360 X4で屋外のサイクリングで撮影して熱で停止するまでの時間は以下の通りになりました。
温度 | 設定 | 撮影時間 | バッテリー | 撮影方法 |
---|---|---|---|---|
約36度 | 8K30 | 0:14:03 熱で停止 | – | 散歩撮影 |
約36度 | 5.7K+30 | 0:12:14 熱で停止 | – | 散歩撮影 |
約28~29℃ | 5.7K60 | 1:17:21 (SDカード容量不足で停止) | 100% → 約16% | サイクリング撮影 |
約36度で撮影した際には8K30や5.7K+30では熱でカメラが止まりました。
屋外でのサイクリング撮影では約28~29°Cの環境でもSDカード容量(128GB)がなくなるまで撮影ができました。
屋外で、日光が出てる環境ですが、熱で停止することはありませんでした。
サイクリングで自転車にマウントして撮影をしてることで風があたるから撮影しきれた可能性があります。
熱で撮影が止まる可能性がある場合には、解像度は5.7Kに設定して撮影すると継続しての撮影ができると判断できるかと思います。
X4で熱停止・熱暴走の検証を試してみてわかったこと
Insta360 X4で撮影してみてわかったことは以下の通りです。
- X4は約30分でファイルが分割される(アプリでは繋がった状態になります)
- 32分23秒で約51.05GB
- 29分59秒で分割(約47.25GB)
- アプリで確認してみたところ、分割された部分で音の途切れはありませんでした
X4は約30分でファイルが分割される
Insta360 X4で長時間撮影をすると動画ファイルが分割され、8K30で約30分(約47.25GB)で動画が2に分割されてました。
目安として30分で動画が分割されます。
Insta360のアプリ(スマートフォン用)では動画が1つに繋がった状態でアスペクト比などの編集ができます。
また、SDカード内にはIrvの拡張子のファイルがありました(Irvのファイルはアプリ等での動画再生に使われるファイルで、低画質ファイルになります)。
上記の点からX4では少なくとも128GB以上のSDカードの使用が望ましいと考えられます。
8K30で撮影する場合に、1時間以上の撮影をしたい場合にはは256GB以上はあると安心です。
また、5.7K60で撮影してみた際には1時間以上の連続撮影ができました。
その際のファイルは30分で分割され3つのファイルができてました、サイズは47.27GB、47.25GB、27.41GBとなってました。
8Kや5.7Kで撮影した映像は4Kの映像へ書き出しができます。
Insta360 X4のコンパクトカメラの熱への対策
Insta360 X4の熱対策としては以下の通りになります。
- 解像度やフレームレートを下げて撮影
- サーモグリップカバーの使用
- 屋外での風が当たるような環境で使用
- 直射日光を避ける
解像度やフレームレートを下げることで熱停止せずに長く撮影をすることができます。
解像度は5.7Kや4Kに下げると熱停止しにくくなります。
また、特に映像のなめらかさを求めない場合には30fpsに設定が対策としてはいいです。
周りの温度や風が当たる環境かどうかで撮影できる時間が変わるので、確実に停止させずに撮影をしたい場合には解像度やフレームレートの設定の見直しもいいです。
風があたる環境であれば比較的長く撮影が可能とわかりました
Insta360 X4の熱停止・熱暴走の検証 まとめ
Insta360 X4ではどれぐらいの長時間撮影で熱停止になるかを試してみました。
今回は室内で検証をしましたが、気温や屋外の撮影環境では日光や風のある状況など環境によって撮影時間が前後する可能性があります。
X4で長時間撮影をする際の目安になれば幸いです。
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