2022年9月8日にInsta360からコンパクトな360度カメラ『Insta360 X3』が発売されてます。
本記事では、Insta360 X3についてカメラの特徴やスペックの紹介や撮影した写真や動画のレビューを紹介します。
このInsta360 X3は360度撮影できるカメラでアクションやスポーツの撮影に最適なカメラで映える映像や写真を撮影することができます。
※本記事は製品をお借りしてレビューしてます


Insta360 X3

Insta360 X3は2022年9月8日に発売が開始された小型の360度カメラになります。
写真や動画を360度撮影するのでフレームを意識することなく撮影ができて後からアプリでいい瞬間を切り取ることができます。
また、360度ではなくシングルレンズでの撮影も可能で撮影にあわせた使い方が可能です(シングルレンズの設定ではミーモード:自撮り棒が消える撮影をすることができます)。
スマートフォンと連携させることでワイヤレスでカメラのモニターや撮影開始をすることもできます。
簡単に特徴をまとめると以下の通りです。

Insta360 X3はアクセサリー類がまとまったバンドルで販売されてます、撮影目的がはっきりされてる方はキットを購入するのがおすすめです。
また、鬼滅の刃特別版も販売されてます。

また、Insta360 X3は別途microSDカードが必要になります。

Insta360 X3の内容物

Insta360 X3の通常版の内容物は以下の通りになります。
- 本体
- 保護ケース
- クロス
- USB-A to Cケーブル
- 説明書
- ステッカー
Insta360 X3の本体・アクセサリー詳細

Insta360 X3の本体特徴は以下の通りになります。
- サイズ:46.0 × 114.0 × 33.1mm
- 重さ:180g
- バッテリー容量:1800mAh
- 充電方法:USB-C
- 充電時間:90分(5V/3A)
- 動作温度:-20°C〜40°C
X3


X3の本体には前後に2つのレンズがあります。
片面には大型のタッチスクリーンがあり録画開始ボタン(左側)と360度モードとシングルレンズ切替ボタン(右側)があります。
反対面にはInsta360 X3の記載があります。
本体側面には電源ボタンとクイックメニューボタンがあり、反対側にはUSB-Cポートやバッテリーがあります。


USB-Cポートはカバーがあり、バッテリーは取り外しができます。


Insta360 X3はバッテリーを入れる場所にmicroSDカードを挿す場所があります。

底にはネジ穴があります、ここに自撮り棒をつけて撮影が可能です。

クロス・保護ケース
レンズやタッチスクリーンを綺麗にするためのクロスがあります。

保護ケースはクッション性のある素材でしっかりとX3を保護することができます、またUSB-Cポートの付近が空いており、ケースに入れたままカメラを充電することもできます。


持ち運びする際に便利なケースが同梱されてます。
Insta360 X3のスペック

Insta360 X3でできる撮影やスペックは以下の通りになります。
重量・サイズ | サイズ:46.0 × 114.0 × 33.1mm 重さ:180g |
絞り 焦点距離(35mm判換算) | F1.9 6.7mm |
写真解像度 | 7200万画素(11968 × 5984) 1800万画素(5952 × 2976) |
動画解像度 | 360度: 5.7K:5760×2880 24/25/30fps 4K:3840×1920 24/25/30/50/60fps 3K:3008×1504 100fps シングルレンズモード 4K:3840×2160 24/25/30fps 3.6K:3584×2016 24/25/30/50/60fps 2.7K:2720×1530 24/25/30/50/60fps 1080P:1920×1088 24/25/30/50/60fps |
ISO感度 | 100-3200 |
シャッター速度 | 写真:1/8000 – 120秒 動画:1/8000 – フレームレートの逆数 |
ホワイトバランス | 2000 – 10000K |
写真フォーマット | INSP(アプリまたはStudioで書き出し可能) DNG RAW(PureShot、編集にはStudioが必要です) |
動画フォーマット | シングルレンズ:MP4 360度:INSV |
写真モード | 標準、HDR、バースト、インターバル、スターラプス |
動画モード | 標準、アクティブHDR、タイムラプス、タイムシフト、 バレットタイム、ループ録画、プリ録画 |
カラープロファイル | 標準、鮮やか、LOG |
最大動画ビットレート | 120Mbps |
Live Streaming | 360度ライブ、リフレームライブ(配信側がアングルを決めます) |
ジャイロスコープ | 6軸ジャイロスコープ |
露出値 | ±4EV |
音声モード | 風切り音低減、ステレオ、指向性強調 |
音声ファイル形式 | 48kHz、16bits、ACC |
Bluetooth | BLE 5.0 |
Wi-Fi | 2.4GHz、5GHz 802.11a/b/n/ac |
microSDカード | UHS-I V30スピードクラス、exFATフォーマット済みのSDカード 推奨容量は1TBまで |
バッテリー容量 | 1800mAh |
充電方法 | USB Type-C |
充電時間 | 90分(5V/3A) |
動作温度 | -20°C〜40°C |
Insta360 X3の操作性

Insta360 X3はスクリーンをタッチで以下の操作が可能です。
- 上から下にスワイプ:設定画面
- 左から右にスワイプ:撮影した映像のプレビュー
- 右から左にスワイプ:シャッター速度、カラーなどの詳細設定
操作感は直感的でアイコンの表示があるのでわかりやすいことがあります。
カメラの撮影モードの切り替えは画面左下にあるカメラアイコンから変更が可能で、解像度・フレームレートは表示されてる解像度・フレームレートから変更が可能。

設定で選択できる項目


カメラのアイコンを選択すると360度とシングルレンズの設定を選択できて動画や写真の選択ができます。
選択できる項目は以下の通りになります。
それぞれの設定でできる解像度やフレームレートは以下の通りです。
360°設定の解像度やフレームレート | シングレンズ設定の解像度やフレームレート | |
写真 | 72MP 18MP タイマー:OFF、3秒、5秒、10秒、15秒 | 36MP 9MP タイマー:OFF、3秒、5秒、10秒、15秒 アスペクト比:16:9、1:1、9:16 FOV:超広角(歪みあり)、広角(歪みなし)、狭角(歪みなし) |
動画 | 5.7K 30/25/24 4K 60/50/30/25/24 3K 100 | ■ デフォルトFOV: 4K 30/25/24fps 3.6K 60/50/30/25/24fps 2.7K 60/50/30/25/24fps 1080p 60/50/30/25/24fps アスペクト比:16:9、9:16 FOV:Action(高速アクション向け)、ULTRA(超広角、歪みあり)、WIDE(広角、歪みなし)、LINEAR(狭角、歪みなし) ■ FOV+: 2.7K 60/50/30/25/24fps 1080p 60/50/30/25/24fps アスペクト比:16:9、9:16 FOV:MAX(最大広角、歪みあり)、Action+(高速アクション向け)、ULTRA+(高速アクション向け)、WIDE+(広角、歪みなし)、LINEAR+(狭角、歪みなし) |
アクティブHDR | 5.7K 30/25/24 | – |
ミーモード | – | 1080p 60/50/30/25/24fps アスペクト比:16:9、9:16 FOV:MAX(最大広角、歪みあり)、Action+(高速アクション向け)、ULTRA+(高速アクション向け)、WIDE+(広角、歪みなし)、LINEAR+(狭角、歪みなし) |
タイムラプス | 8K 30/25/24 5.7K 30/25/24 インターバル:0.2秒、0.5秒、1秒、2秒、4秒、10秒、30秒、60秒、120秒 | – |
タイムシフト | 5.7K 30/25/24 | – |
バレットタイム | 4K 120 3K 180 | – |
ループ録画 | 5.7K 30/25/24 4K 60/50/30/25/24 再生時間:1分、3分、5分、10分、15分、20分、25分、30分 | ■ デフォルトFOV: 4K 30/25/24fps 3.6K 60/50/30/25/24fps 2.7K 60/50/30/25/24fps 1080p 60/50/30/25/24fps アスペクト比:16:9、9:16 再生時間:1分、3分、5分、10分、15分、20分、25分、30分 FOV:Action(高速アクション向け)、ULTRA(超広角、歪みあり)、WIDE(広角、歪みなし)、LINEAR(狭角、歪みなし) ■ FOV+: 2.7K 60/50/30/25/24fps 1080p 60/50/30/25/24fps アスペクト比:16:9、9:16 再生時間:1分、3分、5分、10分、15分、20分、25分、30分 FOV:MAX(最大広角、歪みあり)、Action+(高速アクション向け)、ULTRA+(高速アクション向け)、WIDE+(広角、歪みなし)、LINEAR+(狭角、歪みなし) |
スターラプス | 18MP | – |
バースト | 18MP タイマー:OFF、3秒、5秒、10秒、15秒 | – |
インターバル | 72MP 18MP インターバル:3秒、5秒、10秒、30秒、60秒、120秒 | – |
HDR写真 | 18MP タイマー:OFF、3秒、5秒、10秒、15秒 | – |
設定の幅も広いですが、スマートフォンのスペックによっては36MP/72MPの写真を処理できない場合がありStudioの使用が必要です。
Insta360 X3で撮影

Insta360 X3で撮影を試してみました。
写真

72MPや36MPで撮影した写真はアプリで処理がされます、スマートフォンによっては処理がされず書き出し等の操作ができません、Studioで書き出しが必要です。
写真は360度で撮影して後から切り出すことも可能です。

写真はアプリから調整が可能です。
動画
アプリでの編集で簡単に一風変わった動画にすることができます。
360度動画を撮影してアプリで編集ができます。
Insta360 X3のいい点・気になった点

Insta360 X3で撮影した動画や写真に関しては以下のように感じます。
X3のいい点

解像度も高く綺麗な写真や動画を撮影できて、写真でも動画でも全体を撮影して後から編集で調整できる良さがあります。
また、スマートフォンやタブレットのアプリから編集は動画を動かしながら編集するので直感的な操作ができます。
撮影する時には何も考えずに撮影して後からじっくり編集できるのはよく感じるところです。

特に動画では、カメラを動かしてるような動きをつけたり球体にしたりすることも可能です。

書き出しに関してはカスタムを選択すると解像度やフレームレートの設定ができます。

アプリでの編集で後からフレームを決めたり、映像を動かして編集が直感的な操作でできる楽しさがあります。
気になった点
写真の書き出しに関して、72MPや36MPで撮影してアプリで書き出しをする場合、スマートフォンやタブレットではある程度のスペックが必要になるようです。
スマートフォンやタブレットによっては写真のフレームや調整、書き出しの操作ができません。
また、カメラ自体の動作感ですが、設定を変更すると『読み込み中…』の表示がでます。

カメラのモードの切り替えでは、操作性はサクサク動くという感じではないです。
Insta360 X3のレビュー まとめ
Insta360 X3はその瞬間を全て撮影したり、気楽に撮影するには非常にいいカメラという印象です。
また360度で一風変わった写真や動画にすることができます。
見えなくなる自撮り棒を使用してドローンで撮影しているような映像を撮影したりするのも良さそうに感じます。
シングルレンズで一般的なカメラで撮影できるような写真や動画も撮影できて360度の撮影もできる万能感のあるカメラです。
撮影や編集を楽しみたいという方にはいいカメラです。

鬼滅の刃の特別版のモデルも販売されてます。
鬼滅の刃のモデルを公式ストアで購入すると、「見えない自撮り棒」と「64GBメモリーカード」が無料で付いてきます。

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