Insta360の小型アクションカメラ「GO」シリーズに、最新モデル GO Ultra が登場しました。
前モデルの GO 3S 比べると、スペック上の違いはもちろんありますが、実際に撮影してみると数値では見えない差が多くあります。
本記事では、両モデルを実際に使って比較検証し、映像の仕上がり・操作性・安定性といった要素を整理しました。
GO 3Sからの買い替えを検討している方や、初めてのGOシリーズ購入を考えている方の判断材料になれば幸いです。
- 映像クオリティ(画質・手ブレ補正・暗所性能)
- 使いやすさ(操作性・音声・アプリ連携)
- 撮影の持続性(バッテリー・発熱耐性)
- 携帯性とコスパ(サイズ・アクセサリー・価格)
なお、GO Ultraの特徴やGO 3Sのスペックの比較については、こちらの記事でまとめています。
👉 Insta360 GO Ultraの特徴・スペック比較はこちら
GO UltraとGO 3Sの映像比較|画質・手ブレ・暗所
アクションカメラ選びで最も注目されるのが映像の仕上がりです。
GO Ultraはセンサーや処理性能が進化し、GO 3Sとは画質や安定感に違いが出ています。ここでは昼間の画質、手ブレ補正、暗所性能を比べていきます。
昼間の画質

実際に同じシーンを撮影して比べてみると、GO Ultraの方がより自然な見た目で、全体的にダイナミックレンジが広く感じられました。空の青や雲の白さを保ちながら、木陰の部分もつぶれにくく、明るい部分と暗い部分の差が滑らかに表現されています。
GO 3Sではやや影の部分が潰れ気味で、全体のコントラストが強く見えます。これに対してGO Ultraは、暗部の階調が残りつつもハイライト側でやや白飛びしやすい傾向もありました。
また、同じ「アクション広角」で撮影した場合でも、GO Ultraの方がわずかに画角が広く、より広い範囲を写せる印象です。さらに、葉や枝など細部の精細感についてもGO Ultraが上回っており、風景撮影での見え方に違いが出ています。
私自身の印象ですが、自然なトーンで撮れるのはGO Ultraで、映像面での進化を感じられる結果となりました。

空の色味や明るさを見ると違いが分かりやすく出てます。
手ぶれ補正の比較
GO UltraとGO 3Sを同じ条件(手ブレ補正=標準)で撮影してみると、GO Ultraの方が明らかに安定感があり、ブレが抑えられてました。歩き撮りやVlog用途を想定した撮影でも、映像が安心してます。
GO Ultraでは、手ブレ補正を「オフ」「低い(車・バイク向けのダイナミック表現)」「標準(日常撮影やロードバイク向け)」「高い(ランニングなど急な動き向け)」から選べます。今回の比較は両機種とも「標準」を使用しましたが、それでもGO UltraはGO 3Sよりしっかり安定していました。
一方、GO 3Sにも「オフ」「標準」「高い」「最大」といった補正モードが用意されていますが、同じ「標準」設定で撮影すると揺れが目立ち、動きのあるシーンでは差がはっきり出る結果となりました。
暗所性能比較
実際に夜間の街中で撮影してみると、違いははっきり出ました。
- GO 3S(動画モード)
暗部が沈みやすく、街灯や段差など明るさの差がある部分でにじみが目立ちました。暗いシーンでは映像が全体的に潰れ気味になり、動きのあるシーンではブレやにじみが残る印象でした。 - GO Ultra(動画モード)
GO 3Sより明るく、暗部の描写も残ります。ただし通常の動画モードでは光源周りににじみが見られました。 - GO Ultra(PureVideoモード)
このモードに切り替えると、暗部の表現がぐっと改善し、光のにじみも抑えられます。全体的にクリアでノイズが少なく、夜間でも安定して撮影できる印象を受けました。
私の印象としては、暗所での撮影を考えるならGO Ultraが明らかに有利で、特にPureVideoモードを使うと実用性が大きく変わると感じました。
GO Ultraは動画の設定でも十分明るく映ってます。

PureVideoに設定すると明るくより安定する印象でした。

夜間で撮影してみると大きな違いがありました。
撮影持続性比較|バッテリーと熱耐性

長時間の撮影や旅行で使う際には、バッテリーの持ちと発熱による制限が大きなポイントになります。
GO UltraとGO 3Sはいずれも小型ながら長時間撮影が可能で、安定性にも違いが見えてきました。ここでは公式スペックと実際の使用感をあわせて比較していきます。
バッテリー持ち
公式スペックでは、GO UltraとGO 3Sの駆動時間は以下のように案内されています。
| モデル | カメラ単体 | アクションポッド併用 |
|---|---|---|
| GO Ultra | 約70分 | 約200分 |
| GO 3S | 約38分 | 約140分 |
※ 室温25度のラボ環境にて、スクリーンおよびWi-Fiを無効にし、耐久モードを有効にして、「動画モード」の1080p@24fpsで検証。 連続録画時間は条件によって変わります。
実際に最大解像度の4Kで撮影したところ、GO Ultraはカメラ単体では撮影時間約40分でバッテリー切れまで撮影ができ、アクションポッドを使うとおおよそ1時間程度撮影が可能でした。
GO 3Sでは、バッテリー切れまで(約30分)撮影ができました。アクションポッドに取り付けた状態では1時間30分以上の撮影ができました。
※ いずれもバッテリー内蔵で交換はできません。急速充電に対応してます。
発熱と長時間撮影
小型カメラでは発熱停止が気になるところですが、GO UltraもGO 3Sも熱停止は発生せず、長時間の撮影が可能でした。
ただし室温や直射日光の有無によって撮影時間は変動します。屋外での長時間撮影では、できるだけ直射日光を避けたり日陰で運用するのが安全です。
過去に検証した耐熱テスト結果以下の記事から確認できます。
また、GO Ultraについては、DJI Osmo Nanoとの熱耐性比較を行った記事でも詳しく検証していますので、あわせて参考にしてみてください。
操作性と携帯性・サイズ

GO UltraとGO 3Sはどちらもコンパクトなカメラですが、実際に使ってみると操作のしやすさやサイズ感に違いが見えてきます。ここでは、まず操作性、続いて携帯性とサイズ感について整理します。
操作性
GO UltraとGO 3Sは、基本操作は共通で、どちらも直感的に扱えます。
また、両モデルともカメラ単体で録画ができるため、アクションポッドを使わずに手軽に撮影を始められる点も共通しています。
そのうえでGO Ultraは、ディスプレイが大型化しており、撮影中のプレビュー確認や設定変更がしやすくなりました。GO 3Sは画面サイズが小さい分シンプルに感じられる場面もあり、最小限の操作で撮影を済ませたい方に向いています。
携帯性とサイズ
GO UltraはGO 3Sに比べてサイズ・重量ともに増しています。
| モデル | カメラ単体 | アクションポッド |
|---|---|---|
| GO Ultra | 約52.9g | 約108.5g |
| GO 3S | 約39.1g | 約96.3g |
※ メーカー公式スペック値に基づく実測。装着アクセサリーにより変動します。
GO Ultraはわずかに大型ですが、胸マウントなどでも装着感に大きな差は感じません。GO 3Sは軽量なため「とにかく軽快に撮りたい」ユーザーに適しています。
両モデルともAppleの「探す」アプリに対応しており、万一の紛失時も位置追跡ができる点は安心です。
アクセサリーとコスパ
GO 3SとGO Ultraは同じGOシリーズでも、同梱されるアクセサリーや初期費用に違いがあります。ここでは、それぞれの同梱物の特徴と、追加で必要になるアクセサリー、そして価格面でのバランスについて整理します。
GO 3Sの同梱アクセサリー
GO 3Sは標準キットでも同梱アクセサリーが充実しており、購入後すぐに活用できます。
アクションポッド、磁気ペンダント、ピボットスタンド、簡易クリップが含まれており、日常のVlog撮影からアクティビティまで幅広く対応可能です。
GO Ultraの同梱アクセサリー
GO Ultraの同梱物は クイックリリース安全コード、マグネット式簡易クリップ、磁気ペンダント。
ただし クイックリリースマウントは付属していないため、快適に使うには別途購入が必要です。もしくは「クリエイターキット」「サイクリングキット」「Vlogキット」など、アクセサリーをまとめて揃えられる上位キットを選ぶのもおすすめです。
コストパフォーマンス
価格面ではGO 3Sが手に取りやすく、前モデルということもあり、通常版が割引価格で販売されるケースが多いのが特徴です。さらに期間限定の特典が付く場合もあり、初めてアクションカメラを購入する方や、コストを抑えて始めたい方に向いています。
一方で、GO Ultraは最新モデルとして価格は高めですが、画質や手ブレ補正、操作性など全体の完成度が大きく向上しており、アクセサリーを追加しても総合的なコストパフォーマンスは高いと感じました。
GO UltraとGO 3Sのより詳しいレビューは、以下の記事で比較検証しています。
まとめと選び方
ここまでGO UltraとGO 3Sを、映像クオリティ、操作性、携帯性、アクセサリー構成やコスパといった視点で比較してきました。
両モデルとも「小型で気軽に撮影できるアクションカメラ」という点では共通していますが、実際に使ってみると明確な違いが感じられます。
GO Ultraが向いている人
- 映像の自然さやダイナミックレンジを重視したい
- 安定した手ブレ補正でVlogやアクティビティを撮影したい
- ディスプレイの見やすさや操作性を優先したい
- 多少サイズが大きくても、総合的な使いやすさを求める
GO 3Sが向いている人
- とにかく小型・軽量で装着感を重視したい
- コストを抑えてGOシリーズを始めたい
- 同梱アクセサリーが豊富で、追加投資をなるべく避けたい
- 日常の短時間撮影が中心で、画質や安定性はほどほどで十分
結論
どちらも手軽に日常を残せるカメラですが、「高画質・安定性を優先するならGO Ultra」「コンパクトさとコスパを優先するならGO 3S」 というのが、実際に両方を使って比較した上での結論です。
FAQ
- QInsta360 GO UltraとGO 3Sの画質の違いはどこで感じられますか?
- A
日中ではGO Ultraの方が自然な発色でダイナミックレンジが広く、暗所でもノイズが少ない傾向です。GO 3Sは全体的にコントラストが強めで、明暗差が大きいシーンでは差がよりはっきり出ます。
- Q手ブレ補正はどちらが安定していますか?
- A
GO Ultraは標準設定でも揺れが少なく、歩き撮りや自転車撮影でも安定した映像が撮影できます。GO 3Sも実用的ですが、動きのあるシーンではGO Ultraの方が安定感が高いです。
- Qバッテリー持ちはどちらが長いですか?
- A
公式スペック上はどちらも長時間撮影に対応していますが、実測ではGO Ultraの方がカメラ単体でやや長く、GO 3Sはアクションポッド併用時に持続時間が伸びる傾向があります。撮影条件や気温によって変動するため、目安として考えると良いでしょう。
最後に
GO UltraとGO 3Sは、どちらも日常を気軽に高品質で記録できるアクションカメラです。
「映像の自然さや安定性を重視するならGO Ultra」「コンパクトさとコスパを重視するならGO 3S」――。
それぞれの特長を理解して、自分の撮影スタイルに合った1台を選ぶのがおすすめです。
どちらを選んでも、日常の記録や旅行の思い出を気軽に残せるのがGOシリーズの魅力です。
気になった方は、公式ストアやレビュー記事も参考にチェックしてみてください。
👉 [Insta360 GO Ultra レビュー記事はこちら]
👉 [Insta360 GO 3S レビュー記事はこちら]
👉 [Insta360公式ストアはこちら]






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