2024年6月13日にInsta360から新しいコンパクトなカメラ、Insta360 GO 3Sが発売されました。
新しいコンパクトなアクションカメラでどのような写真・動画が撮影できるか気になる方も多いかと思います。
本記事では、Insta360 GO 3Sについてカメラの特徴やスペックの紹介や撮影した写真や動画はどのような感じかのレビューを紹介します。
このInsta360 GO 3Sは4Kで撮影したい方や他のカメラで撮影した4Kの映像と合わせて編集しすくアイデアを活かしたいクリエイターの方には最適なカメラです。
Insta360 GO 3S
Insta360 GO 3Sは2024年6月13日に発売された小型・軽量の世界最小のアクションカメラになります。
Insta360 GO 3Sの新しい特徴は以下の通りになります。
Insta360 GO 3Sは前回のモデルと同様、カメラの部分とアクセサリーの「アクションポッド」と組み合わせて使用ができます。
アクションポッドは本体にフリップ式スクリーンが搭載されて小型カメラのプレビューを確認することができたり、カメラの部分の充電や組み合わせて撮影時間を伸ばすことも可能です。
また、アクションポッドはワイヤレスでカメラのモニターをすることもできます。
Insta360 GO 3Sはストレージ内蔵で64GB、128GBのモデル、カラーはミッドナイトブラック・アークティックホワイトがあります。
またアクセサリー類がまとまったバンドルで販売されてます。
また、GO 3Sはカメラの部分のみの購入も可能です。
Insta360 GO 3Sの内容物
Insta360 GO 3Sの内容物は以下の通りになります。
- GO 3S+アクションポッド
- レンズ保護フィルター(本体に装着済み)
- 磁気ペンダント
- ピボットスタンド
- 簡易クリップ
- USB-Cケーブル
- 書類
Insta360 GO 3Sの本体・アクセサリー詳細
Insta360 GO 3Sの本体特徴は以下の通りになります。
- GO 3S
重さ:39.1g
サイズ:25.6 × 54.4 × 24.8mm - アクションポッド
重さ:96.3g
サイズ:63.5 × 47.6 × 29.5mm(画面格納時)
サイズ:63.5 × 86.6 × 29.9mm(画面展開時) - カラー:アークティックホワイト、ミッドナイトブラック
- ストレージ:64GB、128GB
- フリップ式タッチスクリーン
- バッテリー容量:
GO 3S:310mAh
アクションポッド:1270mAh - 充電時間:
GO 3S:80%まで23分/100%まで35分
アクションポッド:80%まで47分/100%まで65分 - 連続撮影時間:
GO 3S:38分
GO 3S+アクションポッド:140分
※公式サイトに記載のある連続撮影時間になります。 - Type-C USB 2.0
GO 3S
GO 3本体のレンズには保護フィルターがついてます(回して外すことができます)
本体の側面は滑りにくいようなデザインで表側にはクリックが可能で撮影の開始・停止ができます。
GO 3S(カメラの部分)は防水カメラで10mまで潜ることができます。
GO 3Sのカメラの部分は単体でにピポットスタンドを取り付けることができます。
アクションポッド
アクションポッドは録画開始ボタンや電源ボタン、Qボタンがあり背面のディスプレイはフリップ式のスクリーンになります。
アクションポッドに関しては以前のモデルとほとんど違いはありません。
ピボットスタンド
ピボットスタンドでGO 3Sをマウントして撮影の幅を広げることができます。
角度を自由に変えて撮影が可能、また粘着をだして壁や天井に貼り付けて撮影することができます。
今回のGO 3Sのアクセサリーでは前回のものからアップデートされており、粘着のベースの部分はフタと粘着の部分が1体型となっております。
磁気ペンダント
磁気ペンダントは首からかけて服の中に入れて、服の上からGO 3Sをマグネットで取り付けすることができます。
GO 3Sを縦向きにつけると縦向き撮影ができてカメラを横向きにすると動画も横向きになります。
GO 3Sに同梱される磁気ペンダントですが、ストラップの部分はグレー(白より)となってます。
ストラップの収納は以前のものと同様収納しやすくなってます。
磁気ペンダントを服の中に入れて使うことでハンズフリーの撮影ができます。
簡易クリップ
GO 3Sを帽子のつばの先に取り付けたりペットの首輪につけたりできるアクセサリーになります。
GO 3Sに同梱されているクリップはカメラの向きの案内が記載されてます。
また、角度を調整できて、クリップの部分にはマグネットがあり磁気ペンダントに取り付けることができるようになってます。
以前のモデルのGO 3ではハンズフリーで撮影をしたい時に磁気ペンダントでGO 3を取り付けて撮影する際には上下の向きの変更ができなかったのですが、今回のモデルからは簡易クリップを使って角度変更ができるようになってます。
同梱されているアクセサリー類も以前のモデルの同梱物よりアップデートされてます。
Insta360 GO 3Sのスペック
Insta360 GO 3Sでできる撮影やスペックは以下の通りになります。
Insta360 GO 3S | |
重量・サイズ | GO 3S 重さ:39.1g サイズ:25.6 × 54.4 × 24.8mm アクションポッド 重さ:96.3g サイズ:63.5 × 47.6 × 29.5mm(画面格納時) サイズ:63.5 × 86.6 × 29.9mm(画面展開時) |
絞り 焦点距離(35mm判換算) | F2.8 16mm |
写真解像度 | 4000 × 2250(16:9) 2880 × 2880(1:1) 3968 × 1472(2.7:1) 4000 × 3000(4:3) |
動画解像度 | 動画: 4K: 3840×2160 30/25/24fps 2.7K: 2720×1536 30/25/24fps 2752×1530 50fps 1080p: 1920×1080 50/30/25/24fps FreeFrame動画: 4K: 3840×2160 30/25/24fps 2.7K: 2720×1536 50/30/25/24fps 1080p: 1920×1080 50/30/25/24fps タイムラプス: 4K: 4000×3000 30fps (Insta360 Studioを使って最適な画質で書き出し) タイムシフト: 4K: 4000×3000 30fps (Insta360 Studioを使って最適な画質で書き出し) 2.7K: 2720×2040 30fps スローモーション: 2.7K: 2720×1530 100fps 1080p: 1920×1080 200/120fps プリ録画: 4K: 3840×2160 30/25/24fps 2.7K: 2720×1536 30/25/24fps 2752×1530 50fps 1080p: 1920×1080 50/30/25/24fps ループ録画: 4K: 3840×2160 30/25/24fps 2.7K: 2720×1536 30/25/24fps 2752×1530 50fps 1080p: 1920×1080 50/30/25/24fps |
ISO感度 | 100-3200 |
シャッター速度 | 写真:1/8000~120秒 動画: 1/8000 – フレームレートの逆数 |
ホワイトバランス | オート、2000K – 10000K |
写真フォーマット | JPG DNG(アプリまたはStudioで書き出し可能) |
動画フォーマット | MP4 |
写真モード | 写真、HDR写真、インターバル、スターラプス |
動画モード | 動画、FreeFrame動画、タイムラプス、タイムシフト、スローモーション、プリ録画、ループ録画、インターバル録画 |
カラープロファイル | 標準、鮮やか、フラット、ポートレート |
最大動画ビットレート | 120Mbps |
Live Streaming | – |
防水 | 10m |
ジャイロスコープ | 6軸ジャイロスコープ |
露出値 | ±4EV |
音声モード | 風切り音低減 ステレオ 方向性強調 |
音声ファイル形式 | 48kHz、24bits、ACC |
Bluetooth | BLE 5.0 |
Wi-Fi | 5GHz 802.11a/n/ac |
ストレージ | 64GB、128GB |
バッテリー容量 | GO 3S:310mAh アクションポッド:1270mAh |
USB | Type-C USB 2.0 |
充電時間 | GO 3S:80%まで23分/100%まで35分 アクションポッド:80%まで47分/100%まで65分 |
動作温度 | -20℃ ~ 40℃ |
Insta360 GO 3Sで写真撮影・動画撮影
Insta360 GO 3Sで写真や動画の撮影を試してみました。
写真
写真に関してはアプリから色の補正や書き出しをすることができます。
写真は、写真とHDR写真のモードがあります
- 写真モード
フォーマット:JPG、JPG+Raw、PureShot
アスペクト比:4:3、16:9、1:1、2.7:1
タイマー:OFF、3s、5s、10s、30s、60s - HDR写真モード
フォーマット:JPG
アスペクト比:4:3、16:9、1:1、2.7:1
タイマー:OFF、3s、5s、10s、30s、60s
他に、一定の時間間隔で撮影するインターバル写真があります。
動画
Insta360 GO 3Sを手持ちして歩いて撮影してみました。
コンパクトなサイズでありながら手ブレのない安定してます、手軽に4K映像の撮影ができるのは良さを感じます。
動画の撮影中にズームをしてみました。
ズームの動きも滑らかな感じです。
Insta360 GO 3Sのカメラ部分のみの連続撮影時間
Insta360 GO 3Sのカメラ部分単体で連続撮影をしてみたところ以下のような撮影時間や動画サイズになりました。
撮影時は、GO 3Sを取り外して胸に取り付け。設定は4K30、メガ広角、手ぶれ補正は最大、水平維持オン
- 連続撮影時間:31分54秒(バッテリー切れまで)
- 動画サイズ:40.97GB(バッテリー切れまで)
- 40.97GBのワイヤレス転送にかかった時間:約18分20秒
(転送はM2チップ搭載のiPad Proに40.97GBの動画をワイヤレス転送しました) - アプリ内での動画の書き出し時間:約17分
このことから4K30で連続撮影をした場合、64GBのモデルでもバッテリー切れまで撮影が可能です。
Insta360 GO 3Sのいい点・気になった点
Insta360 GO 3を使用してわかったことは以下のとおりになります。
GO 3Sで4K30できる良さ
GO 3Sからは4K30で撮影ができるようになってます。
より解像感のある映像が撮影できることや、個人的にいいと思う点としては他のカメラで4K撮影した映像と混ぜて使った場合も違和感を感じにくい点があります。
GO 3では最大2.7Kで、動画を書き出す際に1080pにするなら問題はありませんでしたが、他のカメラで撮影した映像と混ぜて4Kにしたい場合には解像度が足りない感じがありました。
今回のGO 3Sからは4Kで書き出しもしやすくなってるという印象です。
磁気ペンダントで角度調整ができる良さ
GO 3Sでは同梱されてるアクセサリーを使用することでハンズフリーでの撮影ができます。
その際には磁気ペンダントと簡易クリップのアクセサリーを使用して胸位置からの撮影ができます。
今回のモデルから簡易クリップを磁気ペンダントに取り付けができるので、胸の位置でも上下の角度の調整ができるようになってます。
また、胸の位置から取り外しして帽子のつばへクリップすることもできます。
ハンズフリー撮影の自由度が上がっているように感じます。
縦向き横向きの切り替えが簡単
GO 3Sですが、カメラの向きで撮影される映像の向きを変えることができます。
カメラを横に向ければ16:9の横向きの映像、縦に向ければ9:16の縦向きの映像になります。
直感的に撮影したいアスペクト比にできるのは楽に感じます。
探すアプリに対応
GO 3SはAppleの探すアプリに対応してます。
このことによってAppleの製品、iPhoneやMacの探すアプリからカメラの位置を確認することができます。
コンパクトなカメラでどこに行ったか、どのカバンに収納したかわからなくなった場合でもiPhoneからGO 3Sを鳴らすことができます。
カメラの位置の把握もできて、ちょっとしたことですが非常にいい機能です。
以前のモデルに比べると画角が狭い
GO 3Sですが、気になる点としては画角の広さがあります。
GO 3Sからは焦点距離(35mm判換算)で16mmとなってます、以前のモデルGO 3は11mmでした。
実際撮影してみたところ、比較してみてわかる感じですが以前のモデルより画角の狭さを感じました。
どのような撮影をするかによっては気にならないかもしれません。
4K30映像のワイヤレス転送に時間がかかる
4K30の撮影ができることは嬉しい点ではありますが、スマートフォンやタブレットにワイヤレス転送をしようとした際には転送の時間がかかることがわかりました。
私の場合、20分ほどの撮影をするので余計に転送に時間がかかるかと思います。
4Kなので動画のサイズも大きくなるのでこのあたりは仕方がない点ですが、本体から写真・動画を取り出す際にはワイヤレス転送の方法になるので転送速度が早いと嬉しいところです。
別途、同時に販売されてるクイックリーダーを使用することで転送に関しては早くはなりそうなので、4K30で撮影する場合には合わせて用意がいいと感じます。
Insta360 GO 3Sの使用で注意したい点
Insta360 GO 3Sを使用する際に注意したいことがあったので記載しておきます。
GO 3Sですがカメラ単体をピポットに取り付けて撮影ができますが、この取り付けの際に爪がしっかりとはまってることを確認の注意が必要です。
マグネットが強くてしっかり付いた感じがするんですが爪がはまってないってことがあったりして、落としそうになったことがあるのでこの辺りは注意が必要かと思います。
もし紛失した場合ですが、GO 3Sからはカメラの単体のみでの購入も可能です。
公式ストアではアクセサリーからGO 3S単体やアクションポッドの単体を確認することができます。
Insta360 GO 3Sはどのストレージがおすすめ?
実際にInsta360 GO 3Sを使用してみて、ストレージが128GBあれば安心感がありました。
4K30で撮影するのでストレージがすぐ一杯になってしまう可能性もあるので、余裕のある128GBあると安心です。
私の場合、他のアクションカメラやコンパクトカメラでもmicroSDカードは128GBを使用してますが、128GBでストレージがなくて困ったということは今までありませんでした。
GO 3Sに関してはmicroSDカードの交換で後からストレージを増やすということができないので64GBより128GBがおすすめです。
カラーは普段の服装・ファッションに合わせるといいです。
白めの服の場合にはアークティックホワイトのカラーにしておくと服の上にGO 3Sを取り付けても目立ちにくく人目を引くことなくハンズフリーでの撮影ができます。
Insta360 GO 3Sのレビュー まとめ
Insta360 GO 3Sは4Kで撮影ができるようになり、映像制作をするにも使いやすくなりました。
コンパクトなカメラでハンズフリーでの撮影が可能な点もよく、同梱されているアクセサリー類がより使いやすくなってることもあり撮影の自由度も上がってます。
カメラ自体のスペックも上がっていることやカメラの部分に合わせて使えるアクセサリー類の使いやすさもよくなってます。
1つは持っておくと楽しい映像を撮影できるアクションカメラという印象です。
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