GoProから次世代プロセッサ「GP3」に関するプレスリリースが発表されました。
このチップは5nmプロセスを採用した独自設計のシステムオンチップ(SoC)で、2026年第2四半期(4月〜6月)に発売される新製品から順次搭載される予定となっています。
記事はGoProの公式ページ、以下ページから確認できます。
本記事では、発表されたGP3について記載していきます。
GP3プロセッサの主な発表内容
今回のプレスリリースで公開された主な仕様と特徴は以下の通りです。
- 処理能力の向上: 前モデル(GP2)と比較して、ピクセル処理能力が2倍以上に向上。
- AI専用ユニット(NPU)搭載: リアルタイムでのシーン認識、被写体検知、およびAIによるノイズ低減処理を実行。
- 電力効率と熱管理: 5nm設計の採用により、高負荷な撮影時(高解像度・高フレームレート)の電力消費を抑え、ランタイムを改善。
- 新カテゴリへの対応: アクションカメラだけでなく、360度カメラやVlogカメラ、コンパクトなシネマカメラへの展開を想定。
GP3で撮影にもたらす期待感

今回のプロセッサ刷新は、これまでのGoProが抱えてきた構造的な課題を解決する可能性を秘めています。
処理能力の倍増と省電力化が、撮影体験にどのように反映されるのか、これまでの実体験を踏まえた期待と懸念を記載します。
5nm設計による熱停止の抑制と動作安定性への期待
今回のチップ刷新において、ユーザーとして注目しているのは「熱停止」や「動作の不安定さ」がどこまで改善されるかという点です。
現状GoProシリーズでは熱い環境や風が当たらない環境で長時間の撮影をしていると熱停止してしまうことがありました。
5nmプロセスの採用は電力効率の向上に直結するため、真夏の屋外といった過酷な環境下でも、これまでより安定して動作する可能性があります。
「録画が止まらない」という基本性能の底上げを期待したいところです。
AIユニット搭載による暗所ノイズ処理の変化
スペック上の「NPU搭載」という情報が、実際の動画画質にどう影響するのかも関心があります。
GoProシリーズは日中の明るい環境では綺麗な映像が撮影できてましたが、夕暮れから夜、また暗い屋内ではノイズが多い映像となっており、低照度環境下では弱いカメラでした。
スマートフォンで行われているようなリアルタイムのノイズ処理が動画でも機能すれば、アクションカメラの弱点である暗所での実用性が高まる可能性があります。
今後は、Vlog撮影で屋外でも屋内でも綺麗に撮影できる可能性があります。
競合他社のスペックと比較した現状
一方で、他社のアクションカメラに目を向けると、すでに同様の技術が投入されている現実もあります。
Insta360は2024年発売の「Ace Pro 2」で5nmチップやAIデュアルチップを搭載済みであり、DJIはOsmo Action 6で大型センサーや可変絞りといったハード面での差別化を進めています。
今回のGoProの発表は、ようやく競合と同じ土俵に並び、既存の課題を解消するためのアップデートという側面が強いと感じます。


まとめ 独自プロセッサとしての完成度に期待
汎用チップではなく自社専用の「GP3」を継続したことで、ソフトウェアとの統合や色の作り込みにおいて、どこまで最適解を出してくるのか。
今回のチップが、先行する他社のスペックを上回る安定性と完成度を備えていることを期待して、第2四半期の実機登場を待ちたいと思います。


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