去年、SONYから発売されたVLOGCAMのZV-1ですがアップデートによってWEBカメラにも使える使い勝手の良いカメラになっています。
本日はこのZV-1のレビューになります。
SONYのZV-1G

SONYのZV-1G
ソニーのVLOGCAMでグリップ付きのものになります。コンパクトなカメラでバリアングルがあり自撮りをしながら撮影も簡単にできるカメラになります。VLOGCAMとあるようにVlog撮影にはとても手軽に使えるカメラになっています。
また、アップデートによりWEBカメラとしても使うことができるようになっています。
カラーはブラックとホワイトの2種類。ホワイトは後から販売が開始されました。
スペックとしては、動画では最大4K30p 100Mで撮影することができます。基本動画撮影での使用が想定されているカメラで特にVlogや自撮りを意識しているカメラになります。
背景をくっきりさせたりボケみを出す切り替えボタンや手前のものにフォーカスを素早く合わせる商品レビューモード、そして肌を綺麗に見せる美肌効果機能があります。
今までカメラを使ったことがない人でも簡単に思い通りの映像や写真が撮影しやすくなったカメラという感じです。
SONYのZV-1の内容物と特徴

ZV-1の内容物は以下の通り。
- カメラ本体
- 充電ケーブル(microUSBケーブル)
- 風防
- バッテリー
- 保証書等の書類
ZV-1Gを購入しているのでグリップも付属しています。
SONYのZV-1の特徴
コンパクトなサイズ感で取り回しもいいカメラです。

上部にはシャッターボタン、モード切り替えボタン、電源ボタン、C1ボタン、マイクやシューがあります。

側面にはマイク端子、microUSBポート、HDMIポートがあり、裏面にはFNボタンや、MENUボタンなどがあります。

バリアングルで背面のモニタを正面に向けることができます。これで自撮りがしやすくなります。
底には三脚用のネジ穴とバッテリー投入口があります。バッテリーとSDカードを入れる部分があります。
ZV-1Gのシューティンググリップの内容物と特徴

シューティンググリップの内容物は以下の通り。
- シューティンググリップ本体
- ボタン電池
- ケース
- 書類
シューティンググリップの特徴としてはワイヤレスでZV-1を操作することができます。グリップは三脚のように置いて使うこともできます。
ZV-1で撮影に使ってみた

ZV-1で動画撮影をしてみましたが、背景ボケも簡単に出すことができて初めて使うにもとてもいいカメラかと思います。このカメラを使ってわかってきた点も多数あるので記載していきます。
ZV-1の設定や操作は簡単
ZV-1にはボタンひとつで背景ボケなどの設定をすることができます。シャッタースピードやF値やISOなどあまり詳しくなくても比較的やりたいことができるような操作感があります。この辺りは初めてカメラを使うという方でもおすすめしやすいところ。
フォーカスもすぐ似合うのでストレスの少ない撮影ができる感じでボケ感を出すことができるのでちょっとした作品性のある映像を簡単に撮影することができます。
これからカメラを覚えていくという方には使いやすいカメラかと思います。
ZV-1に向かない撮影
このZV-1で色々な撮影を試してみた結果感じたこととして、歩きながらの撮影やカメラを手持ちでの自撮りの撮影にはあまり向かないという感じがしました。
アクティブ手ぶれ補正が入っていますが、思ったよりも手振れするという感じがありました。GoProやDJI Pocket2に比べると手ぶれはあります。手に持って歩いて撮影するというのには向かないかと思います。
また手持ちで自撮りをする際には画角が狭く感じます。よくVlogでも自撮りしながら歩き撮影をするというシーンがあると思いますが、そういったシーンでの撮影では画角も狭く手ぶれも強いという感じです。
対応としては、カメラを置いて撮影をするか、手ぶれ補正をオフにして撮影して後からパソコンに動画を取り込んでSONYのソフト『カタリストブラウズ』で手ぶれを補正することができます。ですが若干面倒です。画角に関しては、 ZV-1の広角ワイドコンバージョンレンズを使うなど対応ができます。
撮影時に気になった温度やバッテリーの持ち時間
暖かい気候の日に撮影をした際にカメラ本体の温度がかなり熱くなり途中で撮影が止まったりしたことがあります。日によっては長時間の撮影はあまりできないのではと思うこともありました。
ZV-1では自動電源OFF温度の設定を『高』にして4Kで設定しているとバッテリーもすぐ切れた感じです。撮影できたのはおおよそ30分いかないぐらいでした。長時間撮影にはあまり向かないという印象です。
グリップをつけたままバッテリーやSDカード交換ができない
ZV-1を使っている中でちょっと不便に感じたことは、シューティンググリップをつけているとフタが干渉してバッテリーやSDカードを交換することができません。
バッテリーやSDカードを取り出すときに毎回シューティンググリップを外す必要があるのは若干の手間でもあります。この手間を解決するためにリグを購入して対応しています。
使ってみて個人的には満足なカメラでもある
実際に使ってみてわかったこととして色々な不満な点はありますが、個人的には購入してよかったと思うカメラでもあります。また、新しいカメラを購入される方には選択肢の1つとしては考えてもいいと思います。
グリップの三脚で置いて撮影するときには、フォーカスも早く簡単にボケみも出せるカメラはZV-1が一番かと思います。コンパクトで持ち運びも快適で旅カメラとしてもいいかと思います。万能カメラっというよりは使う場所や使い方をしっかり見極めて使うと最高なカメラになるかと思います。
ZV-1に使っているアクセサリー

ZV-1をより快適に使うアクセサリーも多数販売されています。その中でも手ぶれや画角の狭さの問題を解決したりするアクセサリーがあります。また、持っているとちょっと快適になるアクセサリーがあります
ZV-1にジンバル
手ぶれの問題を解決するアクセサリーとしてはジンバルがあります。ZV-1はコンパクトなカメラなのでそこまで大きなジンバルが必要ありません。
PCソフトの『カタリストブラウズ』を使って手ぶれを後から修正することもできますが、手ぶれのない映像を撮影したい方にはジンバルの使用がいいかと思います。
チャージャー
ZV-1のシューティンググリップとのセット販売を購入すると予備のバッテリーが付属してきます。
チャージャーがあるとカメラにバッテリーを入れて充電とチャージャーでもう1つのバッテリーを充電することができます。
ZV-1のシューティンググリップキットと合わせての購入も可能です。
外部マイク
外部マイクに関しては使う方がいいです。外部マイクなしとRodeのVideoMicroをつけて録音をして比べてみましたが、外部マイクをつける方がノイズ感も少ない音声が録音できていました。
内蔵マイクも悪くは無いですが、より音にこだわるなら外部マイクの使用がおすすめ。
リグ
ZV-1にSmall Rigのリグをつけることでシューティンググリップをつけたままでもバッテリーのフタを開けてバッテリーやSDカードの交換をすることができます。
実際につけてみましたがウッドグリップで少し握りやすくなることもあるのでこのリグは本当におすすめです。
ZV-1をアップデートでウェブカメラとして使う
ZV-1の本体ソフトウェアアップデートをVer. 2.00にすることでmicroUSBケーブルでパソコンに挿すだけでウェブカメラとして使うことができます。
注意したいこととしてMacの場合、macOS 10.15までに対応とあってmacOS 11(Big Sur)には対応していません。
過去のOSのバージョンが古いMacを使ってアップデートすることができましたが、最新のOSではできないので注意が必要です。
スカイプでウェブカメラとして使ってみましたが、通話相手からは綺麗に見えるとの評価がありました。在宅ワークが標準になる昨今このウェブカメラになるZV-1はかなり便利です。
撮影でもウェブカメラでも使えるのは優秀。
SONYのZV-1のキャッシュバックキャンペーン
SONYのサイトを見てると定期的にある一定の期間中にZV-1G・ZV-1を購入すると10,000円のキャッシュバックを受けることができるキャンペーンが行われることがあります。
Amazonで購入したものでもZV-1GやZV-1の対象商品ならキャッシュバックの応募ができます。
購入場所は問わない感じです。転売や再販売された商品は対象外になります。
応募に必要なものは以下の通り。
- 製品パッケージのバーコード部分
- 保証書のコピー
- レシートまたは領収書のコピー
- 専用応募封筒・応募用紙
詳細情報に関してはこちらから確認してみてください。
私も過去にα6400をキャンペーン期間に購入したことがあります、専用応募封筒に詳細事項を記入し資料を揃えて送ってから約1ヶ月ぐらいで口座にキャッシュバックの金額が振り込まれました。
キャンペーンの期間を利用しての購入がお得なのでぜひ利用してみてください。
最後に
ZV-1ですが使い方を見極めて使うと便利なカメラです。自分の使用用途をよく考えて購入をすることを勧めます。Vlog以外の用途、旅行で使うカメラとしても優秀なのでVlogっということに強くとらわれずに選択してみてはどうでしょうか。
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